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<<   作成日時 : 2017/05/19 19:32   >>

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ワニ池の縁で昨日ディエテス・ロビンソニアナ(Dietes robinsoniana)が咲いていたので喜んで写真を撮った。オーストラリア原産で、陶器のように真っ白な花弁が美しいアヤメ科の宿根花卉だ。私は南アの他種を含めても一番美しい花だと思っているが、思うように殖やせないのが欠点だ。種子繁殖が一番簡単なので、毎年結実させるのだが、乾燥地性の植物のせいか、梅雨時にかかると果実が腐るのだ。また腐らなくて今年はいいと喜んでいると、いつの間にか実が無くなっている。ワニ池の縁に植わっているため、何かワニに投げるものはないかと振り向くと、そこに金柑程の実が成っているので、これ幸いともがれてしまうのである。成っても1個、2個なので、それでその年は駄目ということで20年も経ってしまった。今年はどうなるだろう。実は今日の話題、メインはプヤ・アルペストリス(Puya alpestris)の発蕾のことなのだ。今日も掃除の順路で、昨日のディエテスの花を確認すると、勿論もう閉じてしまって咲いてはいない。ところがその横に砲弾のような花芽がぬっと立っているではないか。そうだここに植えてあるプヤ・アルペストリスの花序で、もう咲く頃だと思っていたから不思議はない。ただ私が驚いたのは、昨日咲いたディエテスの花茎の数10cm横なのに、昨日は全く気付かなかったのだ。大きさとしてはトウモロコシ位のサイズだから、昨日あればいくら何でも気が付いたはずだ。それとも、1晩でロゼットの芯から伸び上がったということだろうか。多分、昨日は私のうっかりで見落としたのだろうが、それにしても花序が竹の子のように一気に伸びているのも事実で、また1つ勉強になったということだ。今日は南アフリカ原産のソテツのスタンゲリア(Stangeria eriopus)の雄球果が花粉を出し始めたので切り取って、鱗片を開いて受粉準備OKの雌球果に花粉をふりかけた。まだ雄花が若くて花粉の出が悪かったが、これから何日か交配を繰り返せば多分受精してくれるだろう。今日はオーストラリア原産のマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)も花粉を出していたので、1本切り取り、雌株まで運んで、丁度大きく成ってきた雌球果に花粉を振りかけた。こちらは嫌って程花粉が出るが、雌球果の鱗片は硬く閉じているので、今後何度か花粉をかける必要があるかも知れない。幸い本種は雄花を10本も着けて順次咲いてくるので、交配には重宝だ。次は展示室前で新葉を伸ばしている中国のソテツ、パンジーファーエンシス(Cycas panzhihuaensis)だ。丁度タイワンソテツ(C.taitungensis)も新芽を伸ばして来たから、両種とも日本のソテツ(C.revoluta)より芽出しが2ヶ月も早いということだ。本種は中国雲南省の昆明植物園の園路沿いに多数列植されており、日本のソテツ並の群生株になっていた。数年前結実した時は随分小型のソテツだと思ったが、今年の新葉はソテツ並に大きく、段々本領を発揮してきたなという印象だ。
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