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<<   作成日時 : 2017/08/07 08:26   >>

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ソテツの世界では、雌雄の株を同時に咲かせて受精させることの難しさから、花粉を融通しあうポーレン・バンクの発想が昔からあった。実際、150種近いソテツを栽培している当園でも、雌雄の株が揃った種は10種もないと思われ、毎年採種可能な種はせいぜい3〜4種である。同じように世界的な貴重品で、雌雄の花が揃い難い奇想天外(Welwitschia mirabilis)も、昔から花粉のやりとりが行われて、京都府立植物園で結実させたりしている。実は先日、友の会の知人から、雌花を咲かせた人がいるので花粉を提供して欲しいとの依頼があり、花を切って送ってあげたのだ。我が家の場合、株はやたらと元気で、花が7本も立っているので、花粉提供などお安いご用だ。2株の雄株からそれぞれ15cm程に切った花序2本を、乾かないように根元に濡らしたティッシュを巻き、ビニール袋に密封して送ったのだ。多分、問題無く使えるはずだ。その奇想天外の今日の様子が以下の写真だ。正に満開なのである。南アフリカのナミビア原産の裸子植物でキソウテンガイ科に属する。
次はワニ園で咲き始めた赤葉のコンニャク、サトイモ科のアモルフォファルス・パルビュールス(Amorphophallus parvulus)だ。これは27年も昔、タイの隆起石灰岩の岩山の窪みに生えていた直径3cm程の球根を採集してきてスタートしたものだ。赤っぽい葉にピンクの縁取りがあって実に美しく、観葉植物としても一級品だ。それが昨日の朝、一番花が咲き、温室に入るなりその臭いに気がついた。この臭いは朝の温度が上がって来る時間帯に強く、昼からは余り拡散しないようだ。本種、花の咲く年は葉を出さないので、むしろ咲かない株の方が早くから葉を展開して使い易い。今年は咲き年みたいで12鉢のうち葉があるのは4株のみで、残りの鉢は全部花だけなのだ。こうして花が咲くと、そのイモは腐って、小さなイモを数個残す。それを1〜2年育てるとまた花が咲くというサイクルなのだ。だからイモの数も毎年倍々で殖えていく勘定だ。
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