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zoom RSS 珍ザミア結実

<<   作成日時 : 2018/01/31 10:09   >>

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ソテツの仲間で中南米の熱帯域に広く分布するのがザミア属。ヒロバザミア(Zamia furfuracea)とかフロリダソテツ(Z.floridana)が一般的だが、他のザミアは園芸的には殆ど知られていないし、流通もしていない。ただワニ園の場合、メキシコにアルフレッド・ラウーという著名なプラントハンタ−の知己があり、ザミア、ディオーン(Dioon)、セラトザミア(Ceratozamia)などの種を送ってくれたので、コレクションとしては充実している。そんなザミアの中で、園芸的に一番面白いと思うのがザミア・ニューロフィリディア(Z.neurophyllidia)だ。本種は2001年にラウー氏がコスタリカで採種し40粒送ってくれたのだが、育ったのは2株。それが今17年経って7号鉢サイズ、葉の拡がりが1m程の端正な姿に育っている。しかも幸いなことに、雌雄1株づつで繁殖には持って来い。数年前から花が出始め、昨年はうまい具合に雌雄の花が揃ったので交配し、採種を目論んだ。そして期待通り雌球果は充実し、確実に受精したものと思われた。そして年が明けたここに来て、雌球果が膨大し、鱗片が口を開けて赤い種子が見えるようになった。ところが見えるのは不稔のシイナばかりで充実した種子は1つしか見えない。貴重品だからと丁寧に交配し完璧を期したはずだが、思惑通りには行かないものだ。球果はもうしばらくしたら収穫するつもりだが、この感じでは何粒も収穫できないだろうし、発芽も危ぶまれる状況だ。普通、この仲間は未受精でも幾つかの種はそれらしく発育するからで、特にザミアではよく見る現象だ。果たしてどうなるだろう。続いての画像はその近くに置いてあるメキシコ原産の食虫植物ピンギクラ・ギガンテア(Pinguicula gigantea)の開花風景だ。1株が1年で10株以上に株分け出来たと前も書いたが、本当に生育旺盛で,今6株だかが咲いている。他のムシトリスミレ類もこれくらい殖えてくれたら有り難いのだが、売店用に置いてある同じメキシコ原産のコウダータ(P.caudata)などは、1年たっても1株のままで、しかも冬は休眠して小さくなってしまう。考えてみたらギガンテアは休眠せず、1年中旺盛に生長しているから殖えるのは当然か。面白い植物だ。さいごはその頭の上に吊ってあるサルノシッポことボリビア原産の柱サボテン、ヒルデウインテラ・コラデモノニス(Hildewintera colademononis)だ。多分2年位前に栽培温室の薗田君に、小指大の苗を15株位渡したはずだ。それが彼の手にかかると魔法のように旺盛に生長してもう1mに届きそうな勢いで伸びている。正にシッポの滝みたいになっている。
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