パパイヤなど

この時期は、去年の夏から秋に花が咲いたパパイヤの収穫期にあたる。だから担当者は毎日、黄色くなったパパイヤを収穫してはパラーに運んでいる。バナナとパパイヤだけは、指定農薬を使って管理し、パーラーで使ってもいいようにしてあるのだ。当園のパパイヤは古株から枝を出させて5年も6年も据え置き栽培する株が多いのだが、そうすると、枝が横向きに伸びて、それに実が鈴生りになると、枝を吊ってあっても、突然枝が折れて、青いパパイヤが散乱することがある。年に4~5回はあるだろうか。実が10kg、20kgも成っていると結構大事で、お客さんの上に落ちてきたりしたら大変だ。逆にお客さんが悪戯で枝を揺すって折ることもある。とにかく材のない柔らかい茎だから、頭は重いし簡単に折れてしまうのだ。大量に出た青いパパイヤは従食行きとなり、そこでタイ料理ニンニク効かせのパパイヤサラダ「ソムタム」になる。今はみんな慣れたもので、殆どの人が食べるようだ。画像は背丈が2mほどでビッシリと実を着けたパパイヤ。ハワイの品種ソロの系統はひょろひょろ伸びるばかりで、使い難い品種だが、最近流行の矮性品種の系統は実付きも良くて使い勝手が良い。次の4枚は原種パパイヤの一つ、マウンテンパパイヤ(Carica pubescens)だ。雌、雄、雌、雄の順。レモン大の果実は香りは最高だが、酸っぱくて使い物にならない。導入当初は珍しいし、暑さにも弱かったので、私が普通のパパイヤに接ぎ木して結実させたものだ。代を経るごとに耐暑性が増したみたいで、いまでは正木でもちゃんと育つ。アンデスの涼しい山の上が原産地で、かつて流行したババコウの片親でもある。ちなみに今でも南伊豆ではババコウを営利生産している農家があるようで、一時ジャムなども販売していた。ホームページが更新されていなかったので、もう止したのかと思っていたが、先だって新聞で紹介されていて継続している事を知った。
次は香料温室のミッキーマウスの木(Ochna serrulata)。実がびっしり成っているので、その名前の発想の元になった黒い種子が3個、ミッキーの耳と鼻の形に着いているのを捜したが見あたらなかった。かといって人為的に作ろうと思っても、種の配置が悪く、加工できるようなものは見あたらなかった。これだけ実がなっていても、なかなか難しいものだ。オクナ科で、原産地はアフリカだが、分布は広くタイでも野生種を見た覚えがある。
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