私のアマリリス

私は自宅の温室でアマリリスを栽培しながら幾つか交配もしてきた。その結果、自分で満足出来る花が2つできた。
その1つが水生アマリリスハリソニー(Hippeastrum harrisonii)の交配種で最初の3枚がそれだ。小森谷さんにいただいたピンクラッパ状花のドラニアエ(H.doraniae)に、同じく小森谷さんが作出した白ラッパ状花の「令夫人」を交配して出て来たバラ色花にハリソニーの花粉をかけたものだ。このF1を私は「赤ドラ」と呼んでいるのだが、これは花色は最高だが、花茎が伸び過ぎてバランスが悪いので、あくまでも育種素材として使っている。だから赤ドラにハリソニーの花粉をかけて作ったF2なのだ。出て来た個体は私好みのラッパ状花で見事なワイン色で本当に素敵だ。しかも生育旺盛で子株を沢山出しており、繁殖も簡単そうだ。私は「ワインドリーム」という品種名を考えている。
2つ目は前記白ラッパ状花の令夫人に三宅さんの赤だるまを交配して出て来たベルベット様の緋色花だ。これには兄弟が2株あって、4枚目がその1つ。実に鮮やかな緋色で、私の最も好きな色だ。仮に「緋の衣」という品種名を考えている。もう1株はやや色が薄くて、私は評価していなかったのだが、ワニ園に持って来て咲かせたら2本花茎が同時に咲き、これまた上品で実に奇麗な色合いだしバランスも良い。それが5~6枚目だ。皆さん、どう思います。奇麗でしょ。しかもこれには香りがある。そもそも小森谷さんの令夫人は、ドラニアエとフラグランティッシマム(H.fragrantissimum)の交配から出て来た個体で香りがあるのである。だからその子供に香りがあるのは不思議ではない。ちなみにフラグランティッシマムという学名は香りがあるという形容詞の最上級だから、最高に良い香りという意味の学名なのだ。我が家には本種もあるのだが、10年来栽培していて球根も大きくなっているが、まだ1度も咲いたことはない。白のラッパ状花なのだが、なんとしても咲かせてみたい原種の筆頭だ。
ところで後者の緋色花兄弟は子吹きはあまり良くないので、簡単に殖やすというわけにはいかない。それが欠点と言えば欠点か。 私としては、余りにも奇麗な花が出来てしまったので、手持ちの素材で目指すべき次の目標が見つからず、交配にも熱が入らなくなってしまった。
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