エレギアなど

分園の入口、昨日はソテツを書いたが、今日はエレギア・カペンシス(Elegia capensis)から始める。これは南アフリカの原野を被う植生の代表種で、レスティオナ科に属する。若い葉が伸びていく姿はスギナにそっくりだがシダではなく、カヤツリグサなどの単子葉植物の仲間だ。この時期、新芽が伸びきって展開し終わった時点で去年の古い葉を切り捨てると、ご覧の通り実にフレッシュな絵になる。以前種苗業者の福花園がスエヒロソウの名で切り葉用に売っていたが、今はどうなのだろう。スエヒロソウの名前はその後普及したオーストラリアのクサトベラ科のスカエボラ(Scaevola)の和名になってしまったようだ。本種は水はけと日当たりの良い環境を好み、それが満たされていれば年々大株になり見事なものだ。実生は小さな種からのスタートで生育は遅く、定植出来るような苗に仕上げるまでには何年もかかる。次はミソハギ科で、オレンジ花の大輪のクフェア(Cuphea)だ。これは友の会の武田さんがハワイ・マウイ島で植物園をやっているときいただいてきたものだ。丈夫で大株になり、花着きも良い素晴らしいクフェアだが、品種名は不明。最近、園にも相次いでクフェアの変わり物が導入されたが、この仲間は今育種家に注目されているアイテムなのだろう。次はこの時期の定番アメリカノリノキのアナベル(Hydrangea arborescens 'Annabelle')だ。栽培温室の薗田君はアジサイの促成が好きだが、今年初めてこのアナベルの鉢植えを仕立てた。育て易いから、多分来年からは定番になるだろう。
最後はフクシア、エンジェルス・イヤリングだ。これも薗田君の定番だ。以前は私の担当でフクシアを100品種も作っていたが、暑い当園には不向きで夏越しにばかり労力がかかり、結局処分してしまった。熱帯植物園の当園としては、これ1品種で十分ということだ。
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