豊作の秋

今年は分園果樹温室の果樹類がどれも豊作だ。先に大きな実が着いたパラミツは紹介したが、本来冬の果物であるはずのゴレンシ(Averrhoa carambola)も今既に熟してきて鈴生りなんてもんではない。ビッシリとなっている。だからパラミツ(Artocarpus heterophyllus)を取材に来たマスコミの方に、こっちも撮って行ってよと強制する始末。それぐらい見事だ。果樹温室入り口のサラマンドノキ:ブニノキ(Antidesma bunius)もアメリカヤマゴボウみたいな黒い実が熟し始めた。ヒマラヤ原産トウダイグサ科の地味な果樹だ。窓際に成っているサボテン科のドラゴンフルーツ(Hylocereus undatus)も赤い実が目を引く存在だ。ブニノキの横、ミカン科のシロサポーテ(Casimiroa edulis)も沢山成っているし、グワバ(Psidium guajava)も今を盛りと実をブラ下げている。大実のグワバ、赤実のグワバ、どれも豊作だ。これも冬の果物のはずのバンレイシ科のバンレイシ(Annona squamosa)も大きくなって来た。赤い宝石のようなピタンガことタチバナアデク(Eugenia uniflora)も豊作だ。グワバ同様フトモモ科の果樹でブラジル原産だ。これら熱帯果樹、どれも捨てる程あるし、実際落ちていれば捨てざるを得ないのだが、例え奇麗に完熟してもお客様に差し上げることは出来ないのだ。現在は農薬の使用基準がうるさくて、当園のような植物園でも指定農薬を指示通り使わない限り、お客様に提供することは出来ない。とにかくカイガラムシが猛威を振るうこの温室は、それこそ薬漬けと言ってもいいほど消毒をするから、その果実も生食しない方が良いに決まっている。そんな固い事を言わなくてもと思う人も多いだろうが、労働者管理に労働基準局が立ち入り検査をするように、農林事務所も厳しく農作物の農薬管理をするのだ。これが日本の日本たるところで、だから日本の果物が海外でブランド品としてもてはやされるのだ。厳しい規制をクリアしている、他の食品、工業製品も同様である。
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この記事へのコメント

みのり
2014年09月26日 20:41
見事ですねえ。食べられたらもっちいいけれど、食べられなくても、こんなに、たわわな果実を見られるだけで、お腹いっぱいになりそう。も、ちょっと、近いとねえ。残念です。
bikatsu
2014年09月27日 09:38
熱帯の屋敷地を見ているようでとても楽しいです!
ブニノキの同属 A. ghaesembilla は,ビルマの村で食べたことがあります。腹にたまるようなものではないですが,梅仁丹のようで,子どもの「遊び的なお八つ」にはもってこいでした。
2014年09月28日 10:46
みのりさん、bikatsuさん、本当にこの多くがそのままゴミ箱行きになるのは勿体ないですよね。昨日、収穫したヤマトゲバンレイシを柔らかくなるまで追熟させ味見してみましたが、不味くてぺっぺと吐き出してしまいました。美味しい果樹は少ないです。

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