金冠竜の開花

先日、奇想天外が開花した日の午後、気が付いたら金冠竜(Ferocactus chrysacanthus)の花が咲いていた。以前から蕾の育ち具合をチェックし、そろそろだなと楽しみにしていた花である。前の晩もチェックしたはずだが、まさかこんな小さい蕾が開くとは思っていなかったので驚いてしまった。本種は刺物名人、新潟の故小林公夫氏に種をいただいた赤刺金冠竜で、キリンウチワ接ぎで唯一育った株なのだ。5号鉢植えだが、株径は14cm 位だろう。金冠竜は刺物の雄で、誰もがそれを上手に作りこなし、刺の固まりのような立派の標本株に仕立てたいと夢見るサボテンだ。基本的には黄刺で、だから黄色い刺を意味するクリサカンサスという学名になり、和名にも金の字が入るのだ。赤刺の方が、自生地でも個体数が少なく希少性もあるはずだが、園芸的には輝くような黄刺の株が珍重され、優良系統が選別されてもてはやされるようだ。我が家の黄刺は同じく刺物名人で、やはり故人になられてしまった長野の柿﨑氏の系統で、氏がベストと認める株から採種して下さったものだ。だから私も多数接ぎ木して育てているが、見頃になるにはあと4~5年かかりそうだ。ただ柿﨑金冠竜を多数並べて栽培したらさぞ見事だろう。そう期待している。
咲いた花の印象は刈穂玉(Ferocactus gracilis)や神仙玉(F.coloratus)をイメージさせるもので、鯱頭(F.chylindraceus)などとは全然違っていた。百聞は一見にを地でいったようなものだ。ちなみに金冠竜はカリフォルニア半島中部の沖合に位置するセドロス島の産で、半島には分布しない。だからバハ経験の多い私でも見たことはないのだ。いつかは見たいサボテン候補の1つである。金冠竜以下の写真は彩りで、ちょうど一緒に咲いていた太平丸(Echinocactus horizonthalonius)、マミラリア・テレサエ(Mammillia theresae)、コピアポア・ラウーイ(Copiapoa laui)、ギムノカクタス・フィーレッキー変種マジョル(Gymnocactus viereckii var.major)、エスコバリア・ヘステリ-(Escobaria hesteri)、銀冠玉(Lophophora fricii)、サブマツカナ・マヂソニオルム(Submatucana madisoniorum)、エキノケレウス・ウエブステリアヌス(Echinocereus websterianus)の順だ。最後のエビもカリフォルニア半島の島の産で珍種。他種より花期がうんと遅く、今頃咲いている。
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