嬉しいプレゼント

一昨日、友の会の方からパミアンテ・ペルビアナ(Pamianthe peruviana)の完熟果実が1個送られてきた。南米原産、ヒガンバナ科の球根植物で、着生で育つユニークな性状が知られている。その種を希望者に配ってあげて下さいとプレゼントしてくれたものである。パミアンテは当園でも2年続きで開花しており、自家受精で種が採れるという話だったが、実際には当園では結実しなかった。また枯れた花茎がうまく乾燥せず、結局それが元で球根の芯に腐りが入り、開花株は2年続きで腐らしてしまった。お恥ずかしい話である。と言うことで、現在ワニ園には開花サイズの株が1つだけになってしまったので、この種子プレゼントは有り難かった。果実は3稜形で、既に口を開いており、押し開くと多数の種子が出てきた。そのうち先端部に白い粒状の根の出た種子が43粒あり、これは早々に播種して、当園で育てることにした。残りの未発芽の種子が155粒あったので、都合198粒あったことになる。これらの種子は寄贈者の意向に沿って、栽培希望者に配布することにした。順調に育てば5年位で開花球になるはずだ。ちなみにこのパミアンテは開花から種子の収穫まで1年3ヶ月かかったそうで、この大きな果実を成熟させる栽培技術は大したものだと思う。寄贈して下さったKさんに感謝。中庭ではパミアンテに似たような性状の、同じヒガンバナ科のクリナムが咲いている。丁度クリナム・ムーレイ(Crinum moorei)が満開で、斑入り株と無地の株が同時に咲いている。花は大きく、甘い香りがあってとても素敵だ。これは南アが原産地だ。知らないうちにバラ色花の交配種エレンボサンケ(Crinum hybrid 'Ellen Bosanquet')も咲いてきた。これは丈夫で良く殖えるので、大きな群生株が3つもあるが、まだ一番花のくちだ。例年、この時期には既にクリナムの葉を食い荒らすハマオモトヨトウが発生しているが、今年は雨が多かったせいか親の蛾が飛ばなかったらしく、まだ発生は見られない。
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