猛暑の温室で

我が家の温室は素ガラスに白寒冷紗の内張だけで天窓は閉めっぱなしだ。日中の換気は温室の出入り口を10~20cm開けておくだけだ。だから今年のような猛暑になると、温室内は地獄のような暑さで、元気なのは奇想天外とディッキアのマルニエール・ラポストーレイ、それにキリンウチワくらいで、他はサボテンもアマリリスも黄ばんでうんと衰弱している。例年、この暑さは梅雨明け後の10日位に限定され、それ以後は日中温室の草取りができるくらい涼しい日もあるのだが、今年はひどかった。昨8月13日の雨模様まで、ずっと猛暑が続き、温室に散水に入るだけでも気が滅入るほどだった。ところが、そんな中でも元気に花を咲かせているサボテンもある。それが蒸し暑さが大好きな象牙丸(Coryphantha elephantidens)だ。我が家の株は赤花象牙丸とその実生だから、どれも花のピンクが濃くてとても奇麗だ、ただ今年はこれまで花数が少なかったのだが、これから象牙丸の夏本番ということか。大輪の花を次々と沢山咲かせてくれるので、これだけは夏の楽しみだ。先日はふと気付くと鯱頭(Ferocactus cylindraceus)も1輪咲いていた。柿﨑さんにご自慢の実生大株をいただいた、氏の形見のような植物だ。長野から来た当初は作落ちがひどく、見られない姿になってしまったが、我慢して維持していたら、いつの間にかそれなりに見られる姿に回復し、花も見せてくれるようになった。こうなると愛着が湧いて、一生の伴侶となるだろう。次も刺物でフェロカクタス・アラモサヌス(Ferocactus alamosanus)だ。1度花期が終わったはずだが、また蕾が出て咲き始めたものだ。年々球体がどっしりとしてきて、相対的に刺が貧弱に見えてきたが、花は大きくて見事だ。刺物はどうしても刺が注目され勝ちだが、一旦開花サイズに達すれば相応に大きな花を結構な数咲かせてくれるので、育てていてもやりがいがある植物だ。刺良し,花良し、姿良しなら、南米物のロビビアやエキノプシスの花物に負けることはない。これらはどれもメキシコの産だ。
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