ソテツの花ラッシュ

ここに来て、赤い球果がひときわ目立つトゲオニソテツ(Encephalartos ferox)の花が出て来た。以前から書いているように、分園1号温室にトゲオニソテツの雌株は2株植わっていて交互に花を着けている。雄株が欲しくて実生した苗2つも尺鉢植えの大株にはなっているが、鉢植えで開花株まで育てるのは難しいかもしれない。かと言って地植えする温室はなしで、難しいところだ。現在はまだテニスボール大の球果だが、暮までにはラクビーボール大になるはずだ。次はエンセファラータス・レボンボエンシス(E.lebomboensis)の雄球果。在来のレボンボエンシスはセンティコーサス(E.senticosus)と名前が変わってしまい、ピートレティーフフォームと呼ばれていたタイプが正しいレボンボエンシスということになった。分類はいつも流動的だ。次は毛むくじゃらの雌球果が大きくなってきたメキシコ原産のディオーン・スピヌローサム(Dioon spinulosum)。これはまだまだラクビーボール大にも成らないが、最終的には20kgもある砲弾型になる大型種だ。次はポピュラーなナンヨウソテツことサイカス・ルンフィー(Cycas rumphii)の雄球果。生育旺盛で年に2度も葉を展開するので、5頭もあるこの株の葉の剪定は大仕事だ。次は春に交配したサイカス・シンプリシピンナ(Cycas simplicipinna)だが、ほとんど受精しなかったようで、実が見あたらず、球果のセンターから新葉を展開し、しかもカイガラムシの巣になっている。多分、ほとんどは消毒で死んでいるはずだが、生育につれて被害部が展開してくるので余計めだつ。次はエンセファラータス・ブバリヌス(Encephalartos bubalinus)の雄球果、もうそろそろ終わりになる。そして今年も大きくなってきたスタンゲリアことオオバシダソテツ(Stangeria eriopus)の雌球果。今年は雄球果が無いので結実は不可だ。最後は私が交配したセラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)だ。いよいよ実が大きく成って、今年は確実に受精種子を収穫できそうだ。エンセファラータスとスタンゲリアは南アフリカ、ディオーンとセラトザミアはメキシコ、サイカスはアジアの原産だ。
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