新しい1年の始まり

先日収穫したメキシコ原産のセラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)の種子、昨日時間があったので全部皮をむいて綺麗に洗い貯蔵用に調整した。これから6ヶ月後熟させれば、種子の中で胚が発育し、播いてすぐ発芽するようになるのだ。ソテツの種の皮むきは、属によって難易があり、このセラトザミアの場合はブドウの皮をむくように、押せば種が飛び出して来るので一番簡単だ。後は水洗いすれば綺麗になる。オーストラリアのマクロザミア(Macrozamia spp.)も熟すると種皮が柔らかくなって簡単に取れ手間がかからない。アフリカのスタンゲリア(Stangeria eriopus)の場合は、種皮が赤くてネチャネチャしていて、しかも油分があって、これは洗いながら種皮をこすり落とさなければならず大変だ。日本のソテツに代表されるソテツ属の種子は、薄い種皮の下に澱粉質の種衣があり、お菓子のラクガンのような感じで、1つ一つ削り落とさなければならず、これまた面倒だ。昨年、中国のサイカス・パンジーファーエンシス(Cycas panzhihuaensis)を収穫した時は500粒もあり、これを1つ1つ剪定バサミの刃で削ったので本当に大変だった。昨日、種を収穫したセラトザミアの株を見たらもう次の球果が出てきており、同時に雄の球果も別株に出ているので、今年もその気になれば交配は可能だろうが、もう種が250粒もあるので今年は止そう。何か別種の種を穫りたいものだ。花ついでに丁度咲いている南アのエンセファラータス・ヒルデブランディー(Encephalartos hildebrandii)の雄球果とメキシコのディオーン・スピヌローサム(Dioon spinulosum)の巨大な雌球果を紹介する。後者は1年中ぶら下がっていて、私には珍しくも何ともないが、お客様はいつも「大きな実だと言って」驚いている。次はサイカス・ミコリッツィー(Cycas micholitzii)の種子だ。実は、本種は昨年雌球果だけしか咲かなかったので交配しなかったのだが、横で咲いていたサイカス・シンプリシピンナ(C.simplicipinna)の花粉がかかったらしく結実してしまったものだ。最後はその温室の手前で咲いている球根性のキンレンカ、ボリビア原産のトロパエオルム・トリカラー(Tropaeolum tricolor)だ。今年は生育は旺盛だが花数が少なくて物足りない。これからの開花に期待しよう。
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この記事へのコメント

cccpcamera
2016年01月18日 12:13
はじめまして、教えてください。セラトザミア・メキシカナはどこにあるのでしょうか。16日に、別館のソテツ温室をあちこち見たのだけれど、わかりませんでした。それから、スタンゲリアはどこかに展示されていますか。
2016年01月18日 12:31
cccpcameraさん、コメント有り難うございます。
セラトザミア・メキシカナは分園1号温室ソテツコーナーに3株植えてあります。窓側から見た方がわかりやすいかも知れません。スタンゲリアも窓側の中央付近に雌雄並んで植えてあります。本園6号温室、バオバブの木の下にも雌雄2株植えてあります。今度お見えになったら捜してみて下さい、

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