学芸員の独り言

アクセスカウンタ

zoom RSS ライオンゴロシの到来

<<   作成日時 : 2016/02/01 19:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 2

昨日、友の会に入会したお客さんがお土産にライオンゴロシ(Harpagophytum procumbens)の果実を1つ持って来てくれた。聞けば本業のジャム屋さんとは別に、果実の標本などを販売しているそうで、ライオンゴロシもそのアイテムらしく以前1000果も輸入したとのこと。そのスケールにも驚いたが、国内でライオンゴロシを栽培し実を収穫している人もいるという情報も提供してくれて、それにも驚いた。今日、彼のホームページ「ジャムこばやし」を覗いてみたら、ジャムも充実しているが、その果実の標本も400種近くあって、またまた驚いた。世の中には色々な人がいるものだ。昨日、彼が帰ってから、そのライオンゴロシの実をよくよく眺めてみたら、まだ種を出していないのに気がついた。老眼の私、果実の腹部に沢山傷があったから、当然種を出してあるものと勘違いしていたのだ。そこで、腰を据えて、刺でケガをしないように、じっくりと果実の解剖にかかり、都合58粒の種子を得ることができた。以前、一度解剖したことがあるので要領はわかっている。それに今回のライオンゴロシは基本種らしく果実の長径が8cmと小さいので、刺も大したことはなかった。昔解剖した亜種のトランスバーレンシス(H.procumbens ssp.transvaalensis)は長径が15cm、ボリュームは4倍もあり、強烈な刺で手を血だらけにしながら種を出したのだ。とにかく国内で結実させた人がいると聞いては黙っていられない。古い種かも知れないが、とにかく今年はこの種を播いて栽培に再挑戦してみよう。久し振りにワクワクしてきた。画像は解剖前の果実と、解剖中、解剖後の姿。この果実のどこにそんな沢山の種子が、と思うくらい種は入っているものだ。開花写真は2005年8月の我が家の温室での開花風景だ。花を見ればわかるように本種はゴマ科で、南アフリカの乾燥地に分布する宿根性のツル植物。根が薬用となるため、乱獲によって一時絶滅が危惧されたのだが、栽培化に成功し、おかげで1000果も果実を輸出できるようになったのであろう。結構な事だ。
画像
画像
画像
画像
画像

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
面白い 面白い
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ライオンゴロシの果実は、展示会などで、比較的よく目にしますが、花を、初めて見ました。こんな可愛らしい花が、あんなに強健なトゲだらけに変身ですか。やっぱりこのブログは、面白いです。ありがとうございます。
みのり
2016/02/01 20:47
みのりさん、我が家のライオンゴロシ、生育を焦って寒い時期から潅水をして腐らせてしまったこと、つくづく後悔しています。もしうまく発芽したら、今度は上手に育ててみたいですね。
学芸員
2016/02/02 09:00

コメントする help

ニックネーム
本 文
ライオンゴロシの到来 学芸員の独り言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる