ソテツとカイガラムシ

ソテツの仲間はなぜかカイガラムシに好かれる植物で、ちょっと油断をしているとたちまちカイガラムシの巣になってしまう。分園1号のソテツコーナーもそうで、12月28日と1月5日に消毒したのだが、暖かくなってきたらもう駄目だ。花芽が出て来たと思ったら、カイガラムシで真っ白だ。見ただけで嫌になってしまうが、今日、日中お客様の合間を見て20Lのエンジン付き噴霧器で消毒した。最近は動物管理に追われて夕方はせわしないから、仕方なしに日中消毒したのだ。幸い今日は好天で、天窓も横窓も開けっ放しで大丈夫だから、余りお客様に迷惑をかけずに済んだ。
ソテツのカイガラムシで有名なのは東南アジア由来のコナカイガラムシ(Aulacaspis yasumatsui)で、これは1994年にアメリカのフロリダ州に侵入して現地のソテツ(狭義のソテツでCycas revolutaのこと)が全滅してしまったのだ。これはガム島にも侵入し、島固有種のミクロネシカ(Cycas micronesica)を絶滅間際に追い込み、台湾ではタイワンソテツ(Cycas taitungensis)の自生地が絶滅寸前との報がある。ガムでは天敵の寄生蜂を導入して絶滅を免れたと聞いたが、兎に角カイガラムシは厄介なのだ。幸い日本にはまだこのカイガラは入っていないようだが、日本人の名前が種名になっているというのも皮肉なものだ。ということで、私がこのソテツの担当になってから30有余年、カイガラムシと戦い続けているのだ。画像は3枚がマクロザミア・ミケリー(Macrozamia miquelii)の雄球果についたカイガラムシ、次がサイカス・ルンフィー(Cycas rumphii)の生長点にいるカイガラムシ、次はカイガラムシが余りにひどいので葉を全部切ってしまったオーストラリアのサイカス・メディア(Cycas media)。これも雌球果にカイガラムシの付いたセラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)。最後は新しい葉の中肋に沿ってカイガラムシがついたエンセファラータス・ビローサス(Encephalartos villosus)。 とにかく人の死角、死角を狙って繁殖するので、気が付いたらべったりというのがいつものパターン。本当に情け無い。
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