オニバスの発芽

オニバス(Euryale ferox)は場合によってはオオオニバスより大きくなる植物だが、我が家では漬け物桶で毎年種子更新して維持している。最初は大きくしようと頑張ったのだが、そうすると葉が桶の外に飛び出して干からびてしまう。そのうち小株でも花を付け最低限の種子も稔らせることがわかったので、それからは自然任せ、要するにほったらかしである。それでも、今年もちゃんと芽を出して、生育準備OKだ。これで大きくしたければ、今のうちに肥沃な土で鉢上げし、個別に管理すれば良い。難しいことはない。本種の花は紫色で可愛らしいので、それを見るためだけでも鉢上げする価値はある。場所がなければ100円バケツでも大丈夫。株元が見えていれば発雷してもすぐ気がつくので見逃すことはない。スイレン科で日本原産。次はもう開花期に入っている熱帯スイレンの紫式部(Nymphaea micrantha hybrid 'Murasaki Shikibu')だ。ベランダに置いて1ヶ月位になるかも知れないが、ようやく生育のサイクルが整ったようだ。芯の開いた上が1日目の花、交配はこの時おこなうのだ。芯の閉じているのが2日目、3日目の花でもう交配はできない。次は6月になって植え替え、1週間で花の咲く予定だったメキシコ産アヤメ科のティグリジャ・メキシカナ(Tigridia mexicana)の鉢だ。毎日土に穴が開いているので、雀の土浴びだと思って、毎日土をならしていた。数日して、新芽が食いちぎられて倒れており、地下の球根を食われていることに気が付いた。多分ごく小型のネズミ、カヤネズミの仕業だと思いあたり、鉢をベランダ下の棚上に移動した。ところが翌日もごく当然のように穴を開けられて、この時点でほぼ全滅したことを覚悟した。先日の休み、これらの鉢をひっくり返してみたら、案の定、球根は1つも出て来ない。食い残された根が僅かにあるだけで、見事に全滅だった。ところが憎たらしいことに、ネズミが食ったのはメキシカナだけで、同じように植えてあったドゥランゲンシス(T.durangensis)やムルティフローラ(T.multiflora)は食われていない。ある面助かったが、何でメキシカナだけなんだよと恨み言も言いたくなる。こんな事は初めてだ。幸い、先日デンパークを訪問した際、関係者2名に球根をお土産にしておいたので絶やさずに済みそうだ。次は温室の中で咲き始めたキョウチクトウ科のアデニウム・オレイフォリウム(Adenium oreifolium)。南ア原産の小型種で、しかも地上の幹は殆ど伸びず、塊根状の根が下へ下へと伸びる変わったタイプのアデニウムだ。我が家では根挿しで殖やした1クローンなので種はできない。兎に角面白い植物だ。最後はいよいよ満開のアジサイ(Hydrangea macrophylla)、ダンスパーティーだ。青味が強くなってしまったが、花型の特徴は良く出ている。
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 8

ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

川合 慶一
2016年06月20日 08:50
 おはようございます。子供が中学に上がってから休みの日も一人ではあまり外出するわけにいかなくなってしまいましたが、子連れであれば制約がないので時間を作ってまた見学に伺いたいと思います。オオオニバスに乗せていただける体重制限を超えて以降子供がなかなか新たな植物に興味を持たないので、私のようにならなくともいろいろなものを見せながら話も聞かせてやることで少しずつでも面白さを感じてくれるようになればと考えて辛抱強くつき合ってまいります。

メキシカナが何とも気の毒なことになりましたね…。同名で小森谷さんのところから以前送っていただいた小柄で黄花を咲かせるものがうちにまだ生き残っていますが、それでよろしければ、また出来の悪さをご辛抱くだされば次回お訪ねするときに持参いたします。当方ではデュランゲンシスは先日咲きましたが、メキシカナはこれからです。
2016年06月20日 12:24
川合さん
メキシカナは勿論小森谷さん経由で来たものです。以前会報に書きましたが1973年にメキシコで採種し、1977年に球根を平尾秀一氏経由で小森谷さんにことづけたものです。だから思い入れがあって、再入手後は特別大事にしていたんです。分譲したのは友の会の方ですから、里帰り可能だと思います。だから川合さんが無理してお持ち下さらなくても大丈夫です。お心使い有り難うございます。
川合 慶一
2016年06月20日 17:19
 こんにちは。早速のお返事ありがとうございました。うちにはずっと遅れてまいりましたので、その後実生で増殖されたのであれば愛培していらしたものの軽く十世代以上あとのものということになりそうですね。

 こちらは私の栽培技術が未熟なためか年ごとに出来に波があるので、出所は別ですが藤色が美しいデュランゲンシス共々絶やさないよう、少しずつ殖やすつもりで保存しておきます。縁の近いシペラ(キペラ)のアクアティリスという黄花種が多分5~6年ぶりに開花を始めました。一時非常に勢いが衰えたのを見てもう諦めようと思いながら何となく面倒を見ていたら昨年から徐々に盛り返し、今年は久々の開花に至りました。黄色い三角の箱のような面白い花ですがやはり一日花です。また作が落ちたときのために元気のいいうちにタイミングを逸さないよう別な鉢に少し移しておきます。

 そういえばこちらで栽培しているパミアンテの親株から少し離れたところにどうも子が出てきたようです。子株が出ることは知らずにおりましたが、葉が開いてきたので間違いないでしょう。しばらく様子を見て、無理なく分けられるようなところまで育ったら別な鉢に取ろうと思います。
2016年06月25日 12:44
植物、特に球根の維持は難しいですね。研究室の入口で管理していたゲラシネもみんな駄目になってしまいました。消えるときは呆気なく消えてしまいます。オニラも実生苗が消えてしまい親株1つのみ。

この記事へのトラックバック