学芸員の独り言

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zoom RSS ビャクダンなど

<<   作成日時 : 2016/07/11 11:37   >>

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ユーカリの撮影で香料温室を通ると、つい咲いている花が気にかかり撮影する結果となる。昨日はひさし振りにビャクダン(Santalum album)の花を撮ろうかという気になった。直径数mmの小さな花なので、ピント合わせも面倒だが、うまく撮れていたのでまずこれから紹介だ。東南アジアに分布するビャクダン科の樹木なのだが、他の植物の根に寄生するので、実生する時はトウガラシの種を一緒に播いたりすると聞いた事もある。大きくなれば付近の木は何でも宿主になるらしく、余り寄生を意識する必要はない。既に皆さんご存知と思うが。線香のあの甘いかぐわしい香りはビャクダンの材に由来するもので、ビャクダンだけで作られた線香は大変な高級品だ。大体、「栴檀は双葉より芳し」と言われる植物は、実は白檀だと言われるのだが、この白檀、双葉の頃はおろか、大きな木になっても、およそ香りなどないのだ。だから常識の嘘の最たるものと言えよう。あの線香の香りは、大木になった白檀の木の心材の硬い部分だけが有するのである。だから生産量が少なく高価になるということなのだ。だから私もこれまで、香料温室で白檀の薫香に触れたことは一度もない。だから上記の記述も全て耳学問、講釈師みたいものだ。
ビャクダンの近くではオマツリライトノキ(Wrightia religiosa)が咲いている。これはタイあたりではトピアリーを作るのに使う樹種で、非常に丈夫ということなのだろう。咲いているのは八重花の品種で、昔私がタイから導入したもの。面白い和名はお寺など、まつりごとをする場所で多く見られる木だからということらしい。キョウチクト科の花木だから香りもある。同じキョウチクトウ科で更に香りの良いのが大きな白い花を咲かせるタベルナエモンタナ・ホルスティー(Tabernaemontana holstii)だ。ほぼ周年咲いているような印象のある木で、それだけ花着きが良いということなのだろう。これは熱帯アフリカの産だ。香料温室で目を引く植物の1つに、赤いたいまつのような花序を生じるクスダマジンジャー(Tapeinochilus anannasae)がある。コスタスに良く似た茎葉でタペイノチルスという属に分けられているが、栽培上は全て同じだ。そして何度も登場するショウガ科のジンシベル・マクラデニウムのチョコレートボール(Zingiber macradenium'Chocolate Ball')。接写で撮ると花序がつやつやしていてとても綺麗だ。これらは東南アジアの原産だ。最後は香料温室の外で咲いているボタンクサギ(Clerodendrum bungei)だ。クマツヅラ科でヒマラヤ原産の小低木だが、この時期温室の裏で人知れず咲いているのが健気だ。
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