青い絨毯の脅威

昔、南米の農場を舞台にした黒い絨毯という映画があった。アリの大集団が緑を食べ尽くしながら移動していく様を黒い絨毯に例えたもので、そのすさまじさには戦慄を覚えたものだ。最近、我が家の下で猛威を振るっているイリオモテアサガオ(Ipomoea indica)の猛烈な繁殖振りを見ると、これを青い絨毯に例えたくなってきた。実は昨日、その先兵が我が家のダシリリオンの葉にからみついているのを見てギョッとしたのである。慌ててツルを外し、切り捨てたが、我が家がアサガオに襲われるのも、もう笑い事ではなくなった。下の草むらを見るともうそこら中にツルが伸びて来ている。私は長年植物を扱ってきたが、まさかアサガオと戦うことになろうとは夢にも思わなかった。地球の温暖化と軌を一にするものだろうが、こんな綺麗な花が害草になろうとは、植物を愛する身にとってはつらい事だ。1枚目、温室の向こうの緑の濃い部分はみなこのアサガオ。3枚目はダシリリオンに絡みついてきたアサガオのツル。
 実はここまで書いて帰宅し、覚悟を決めて温室下の草刈りにかかった。鎌と剪定バサミの原始的な草刈りだが、ブロックの下から皮をはがすように下へ下へと刈り進んで行く。するとこれまで見えなかった草の下にアサガオのツルが沢山伸びていて、ブロックに取り着いている。それが1本や2本でなく、100、200という数だ、これを放置したらあっという間に温室が被われてしまう、恐ろしい程の数だった。大汗をかいて泥だらけになりながらツルを切っては引き抜き、見つけてはたぐりしながら、下へ下へと手繰って行き、太さ1cmもある親ツルを見つけ出し切り捨てた。2時間以上格闘し、疲労困憊して止めにした。刈った草が萎びたころもう一度掃除すれば、今度はツルが直接見えるので扱いやすくなるだろう。アサガオにしてみれば、何も生えていない日当たりの良い裸地を用意してもらって大喜びかも知れない。恐るべし、青い絨毯、戦いの第一幕の開始ということだ。4、5枚目が草刈りの跡、まだ手前に草があるのだが、先日キリンウチワを大量に捨てたので、危なくて触れないのだ。ただここまではツルが来ていないので、キリンウチワが枯れて無害になるまで様子見だ。
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この記事へのコメント

みのり
2016年10月07日 10:17
近所の土手には、ホシアサガオが広がっていますが、スケールが違うと、きれいじゃ済まないのですね。家庭の日よけに、園芸店で売られていますが、うっかり捨てられない植物、という事になるのですね。勉強になります。
2016年10月07日 19:01
みのりさん、今日も友の会会長とこの件話しましたが、本当に由々しき事態ですよ。伊豆の将来が心配です。

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