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zoom RSS 12月はトックリアナナスの季節?

<<   作成日時 : 2016/12/10 18:44   >>

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12月になってトックリアナナス各種に花が出て来て今が盛りだ。これまではベンラシー1系統しかなかったので、余り気にしなかったが、ここに来てトックリの系統をあれこれいただき、それらが一斉に咲き出したので、今がシーズンなんだと気付いた次第。最初の3枚はワニ園在来のトックリアナナスの変種ベンラシー(Aechmea recurvata var.benrathii)だ。小型でよく群生し、カサカサした印象なので、ティランジアを始めた当初、本種を木の枝に付けて通路に吊したことがある。ティランジアと大差なかろうという浅はかな知恵だった。僅か数週間で、株の水分が抜け、カラカラになったのを見るに及んで、アーやっぱりエクメアは違うんだ、CAM植物ではないんだと身をもって知った。要するに日中気孔を開かないティランジアと異なり、エクメアは気孔を開くため、たちまち水分を失って消耗してしまうのだ。いかにもティランジアぽく見えるトックリアナナスだから、皆さんも欺されないように気を付けて下さい。根の乾きには弱いですよ。で、当園のベンラシーはご覧の通り、葉の下部半分が黒っぽくて、基本種のトックリアナナスとは全然印象が異なるのだ。ところが、最近入ってきたベンラシーは、葉の色も基本種と殆ど変わらず、ただサイズが小さく,群生するタイプなので、前記在来種とは全然印象が異なる。それが4枚目だ。そして今新しく咲いてきたのが、トックリアナナスの基本種、要するに変種のレクルバーータ(A.recurvata var.recurvata)だ。花序がロゼットから抜け出して咲くのが、基本種の特徴で、とくに5枚目以降の画像では顕著だ。ただしこの株はロゼットが小さく刺も弱くて、トックリアナナスの基本種としては小型で、特別な系統という気がする。ちなみにトックリアナナスにはもう1変種、オルトギエシー(A.recurvata var.ortgiesii)があり、検索で調べると、花序が伸びないタイプで葉に鋸歯が多いのがオルトギエシー、無いか目立たないのがベンラシーという事らしい。しかし今も温室で確認してきたが、ベンラシーにも小さい刺はあり、無いという表現は当たらない気がする。ちなみにトックリアナナスの原産地はブラジルで、私もかつてイグアスの滝の近く、大木の梢に着生している本種を見たことがある。
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