セラトザミア・メキシカナの種子の収穫

昨日、ソテツの種の調整法を書いたばかりだが、今日分園1号温室の暖房パイプのペンキ塗りをしていて、セラトザミア・メキシカナ(Ceratozamia mexicana)の球果が熟して分解落下しているのを発見した。もうすぐ分解しそうだと思っていたのに、ペンキ塗りに追われてすっかり忘れていた。ソテツの所のパイプを塗っていてふと思い出し、振り返ったら見事に種子が散乱していたということだ。どうやらちゃんと種になっているようなので、すぐバケツを持って来て回収したのが1、2枚目の画像。もうみんな黒くなっている。夕方、ペンキ塗りが終わって部屋に戻り、ペンキ服を着替えるついでに、種を整理してみた。球果が分解してもう1週間位経っていたみたいで、殆どの種皮が黒くなっている。そのままではダンゴムシなどの虫もいるしゴミも拾って来てしまったので、まず種をはじき出してまとめ、水洗いしてゴミを流し始めた。その時、黒い種子を1つつまんで押してみたら皮がつるっとむけて種が飛び出してきた。ああ、これは楽だというので、バケツの中で米をとぐ要領で、手の腹で種子を押しながらぐりぐり回していたら、取れる取れる、簡単に皮がむけて、たちまち綺麗な種と、まだ黒くなっていない若い実だけが残った。この間10分もかからなかったと思う、それが3枚目の写真。今までで一番簡単な種の調整だった。これで球果1個分なのだ。このセラトザミア・メキシカナ、かつて種が穫れた時はもっと粒が大きかった気がするが、今回はやけに小さい。でもちゃんとした種にはなっている。以前の実生苗は1株だけだが、もう開花株になって、本園の山に植えてある。本種はメキシコ産にもかかわらず、耐寒性があると記事にあったので本園の山に植えたのだが、確かに全然傷まない。これなら実生苗を沢山作って、苗を売ってもいいかなとも思う。毎日、ソテツの記事で恐縮だが、40年営々と維持管理してきたからこそ、雌雄の花が揃って咲いて交配も出来、結果として種子も収穫できたということなのだ。地道な努力が報われて嬉しいではないか。
画像

画像
画像

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック