たまにはカトレアでも

カトレアの園芸品種は本園5号温室に飾るので写真を撮ることも滅多にないが、分園テラピアの池奥の温室がバックヤードになっているので花はいつも見ている。たまたま昨日、担当者の休みに管理に入ったら花が多いので、昼に撮影してきた。久々にカトレアの花を楽しんでもらいたい。申し訳ないがせわしなくて品種名はチェックしていない。私は研究室の担当で何度も植物目録作りをしたので、品種名も聞けばすぐ思い出すが、花と品種名がリンクしていないので、花から品種名を思い出せるのは、自分が何年間か現場でカトレアをいじった時に覚えた品種だけだ。それも35年も前の記憶だが、ちゃんと覚えているものだ。次に出て来る、原種ランも研究室担当になった当座、原種ラン温室で全株総当たりで種名チェックをしたので、今でも属名はパッと出て来る。若い頃の記憶力は大したものだと、我ながら感心する。最後の3枚が原種で白の房咲きはネオベンサミア・グラシリス(Neobenthamia gracilis)。アフリカ原産のランだが丈夫でオオオニバスの池の縁にも植えてあったはずだ。次はニューギニア原産のデンドロビウム・マクロフィルム(Dendrobium macrophyllum)。一度見たら忘れない特徴のある花で、およそランの持つ華やかなイメージとは縁遠い種である。ワニ園はワシントン条約批准前に可能な限り原種ランをコレクションすべく世界各地から手を尽くして導入したものだ。パプアニューギニアからはそこのランの研究の第一人者アンドレ―・ミラー博士の協力を得て、大量の植物を導入した。だから40年前から今日に至るまで、ワニ園のニューギニア関連のランのコレックションは充実しているが、この間に冷房が必要な稀少種は殆ど枯らしてしまい、随分勿体ない事をしたと思う。じゃあ今なら育てられるのかと聞かれると、今でも難しいと思う。適地適作と言うが、ワニ園の温室では、この温室で育てられる植物しか生き残れないのだ。当然と言えば当然か。
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