クリビア・カウレッセンス

温室では今、黄花クンシランが満開で見頃だが、分園の山の中に植えてあるクリビア・カウレッセンス(Clivia.caulescens)が咲いて来たので紹介する。確か茎の出来るクンシランということで、一時は騒がれた原種だが、ワニ園では殖えすぎたのか山中に植えられる結果に。しかし丈夫なもので、-3℃になったこの冬も、何の傷みも無く、露地植え株のトップを切って咲き始めた。大きな群生株になって、花が3本立っている。温室ではこんな大株に仕立てられないから、ここに植えて正解だったかも知れない。因みに寒さの傷みがないというのは、ここの山に植えられた50株?全てに言えることで、半分は黄花が植わっているのだ。考えて見れば贅沢な話だが、実生すれば枯れることがないので、結果として数が殖えすぎて、選別落ちの株が山に植え込まれたということだ。ここにはシカも出没するはずだが、幸い無傷で、多分クンシランはヒガンバナ科だから、有毒か不味いのだと思う。勿論、クンシランはヒガンバナ科で南アフリカの原産だ。次はローマン・ヒアシンス(Hyacinthus orientalis)の鉢植えだ。私が園芸ニュースレターでローマン・ヒアシンスを話題にし、ヒアシンスのことを絶滅危惧園芸植物などと言ったのももう15年も前の事だ。当時4系統のローマン・ヒアシンスを集め、その中の一番香りの良い系統を某S化粧品会社で香りの分析をしてもらったりしたものだ。元々ローマン・ヒアシンスは香水原料として栽培されていたものが、化学香料の出現で栽培が衰退したのだから、香りが良いのは当然なのだ。この系統のヒアシンスの良さは、栽培下で順調に殖えることで、当時1~2球でスタートしたコレクションが、それぞれプランター1つ分位に殖えて、我が家のベランダに陣取っている。この画像のヒアシンスは何かと言うと、当時導入初年に1個だけ稔った種を播いて、この研究室の外でずっと育てて来た株なのだ。毎年掘り上げては秋に植え込みを繰り返した結果がこの群生株で、2003年10月に播いた1粒が14年で6号鉢一杯の10株に殖え5株に蕾が上がっているのだ。私もここまで育てる積もりは無かったのだが、毎年掘り上げついでに他の球根と一緒に保存して育てて来た結果なのだ。私自身、1粒がここまで育った事実に驚いて、こうして記事にしているのだ。残念ながらこの親は余り良い匂いの系統ではなかったので、その実生苗も似たような匂いになってしまった。ヒアシンスは現在ヒアシンス科とされ、原産地はヨーロッパ。
画像
画像
画像
画像
画像
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック