戻って参りました!

先日、友の会の方から小さな荷物が届き、開けて見たらティグリジャ・メキシカナ(Tigridia mexicana)の球根が入っていた。アヤメ科の小球根だ。このブログで、我が家の球根がカヤネズミに食べられて全滅したことを書いたので、わざわざ送り返してくれたのだ。実は昨年、危険分散の意味もあって2個所に分譲したのだが、本当に送っておいて良かったと思う。まさか球根をネズミに喰われるとは思ってもいなかったが、持つべきものは良き友ということだ。そのティグリジャ、植え付け僅か10日で1番花が咲いた。本当に面白い位早く咲くので、植物に興味を持たせたりするには好適な素材かも知れない。今日は朝からパンダの日除け作りに駆り出され、写真を撮ったのは萎びる寸前だったが、とにかく開花記録で撮っておいた。だからこうして記事にもできるということだ。この植物、1973年にメキシコで私が種を採集して持ち帰ったのがそもそもの始まりだ。この植物をメキシコで同定してくれたのがメキシコ大学植物園の松田英二先生だった。私のメキシコにおける恩師だ。帰国後、大事に育てて維持していた球根を、私がワニ園に就職する際、1977年に、サボテンで親交のあった平尾 博氏を通じて、氏の兄である園芸の大家平尾秀一氏に言付けた。その球根が、平尾氏から今度は球根栽培の第一人者小森谷慧氏に託されたのだ。その球根が30年余たって、友の会の方から私に寄贈された時には本当に嬉しかった。私の尊敬する園芸界の大家達が、私の採集品を大切に保存し、作り継いでくれたことが何より嬉しかったのだ。そういう曰く付きの球根だから、戻って来て咲けば嬉しいに決まっている。実物以上に輝いて見えるのは、私の思い入れがあればこそ。でも実際、本種にそれだけの園芸的価値があると評価してくれたからこそ、皆さんが大事にしてくれたわけで、だから余計嬉しいのだ。次はユーコミスの小型品種、ピンクのレイア(Eucomis hybrid 'Leia')と白花のリトル・パイン(E.hybrid 'Little Pine')だ。実はこの植物もティグリジャを最初に下さった方のプレゼントなのだ。ハンドルネームは「はまうつぼ」さんで、園芸店で働いておられるので、当園になさそうな珍しい植物をあれこれ運んでくださるのだ。栽培温室担当の薗田君が気に入って、ご覧の通り20鉢にも殖やして飾ったということだ。ヒアシンス科で南アフリカ原産。最後はワニ池の縁で甘い匂いを漂わせ始めたクロツグヤシ(Arenga engleri)だ。キンモクセイの香りに似た甘い濃厚な香りは遠くまで漂い、夏の朝車を運転していて国道135号の橋の上で本園洋ラン室横で咲く本種の匂いに気付く程だ。原産地は日本南部から台湾だ。
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