ブルンスドンナ・新世界

球根の小森谷さんが作出したヒガンバナ科大型球根の属間交配種、ブルンスドンナ・新世界(Brunsdonna 'Shinsekai')は、ブルンスビギア・オリエンタリスとアマリリス・ベラドンナ(Brunsvigia orientalis x Amaryllis bella-donna)の交配で作られた極めて花の美しい植物だ。私は数年前知人に1球頂いて翌年花を見、その美しさに魅せられてしまった。そこで、植物交換で何か欲しい物はと小森谷さんに聞かれた時、躊躇なく新世界が欲しいとおねだりし、5月の掘り上げ時に立派な大球を10個送ってもらった。勿論、秋に豪華な花の放列になることを想定してである。しかし送られてきた球根は、アマリリスなどの通販球と同様、太い根を全て切り詰めてあって、前途多難が予想された。アマリリスやブルンスビギア、ここでよく登場するパラモンガイアもそうだが、球根の下に伸びる太い根の束、これは、例えればその植物のエネルギーの半分を蓄えていると言っても良い位大切なのだ。だから上記の球根類は、この太根を傷めると株はガクッと衰弱する。植え替える時でも、この根を傷めないように扱うのが大前提なのだ。海外への出荷の多い小森谷さんは、検疫の問題もあって、球根類は全て根を切って出荷するらしいが、そうすると花が咲かないというクレームが多いと仰っていた。だから、受け取った新世界の球根に、どうやって良い根を出させるか、それが最初の課題であった。そこで私は大鉢に3球植えして、そのまま乾かし、秋まで保存した。その何ヶ月かの休眠期に太根の芽が準備され、秋には一斉に伸び出して、地上部も同時に伸びて来るのではないかと期待したのである。ところが秋になってもその球根は一向に動かず、動かなければ水もやれない。かろうじて2株ぐらいが幾らか葉を伸ばしてきたので、恐る恐る潅水を開始したが、気ままにやれるような様子ではない。その間に春が過ぎ、再び休眠期に入ってしまった。そしてこの秋、今度はちゃんと芽が出るだろうと期待していたが、今回も遅かった。10月になって動く気配が見えたので。潅水を開始したが、結局花は1つも出なかった。葉が10cm位伸びた所で、鉢を外に出し、外気に当てて育ててみることにした。交配に使われているアマリリスもブルンスビギアも耐寒性はあるので、日当たりの良い外で育ててみようという判断だ。それが今日の画像だ。これで目一杯育って葉も繁れば、根も良く伸びて、来秋は3年目の正直で咲いてくれるのではないかと期待している。私は自他ともに認める栽培下手だが、幾ら下手でも開花サイズの球根10個に、2年間1つも花を咲かせられなかったというのは屈辱的だ。だからこういう記事を書くのは恥の上塗りのようなものだが、失敗の記録こそ皆様の参考になるのではないかと思い、こうして記事にした次第である。開花画像は2014年9月25日に撮ったもの。
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