不明ソテツの名が判明

ここに来て南アフリカのオニソテツが2株同時に雄花を咲かせた。1つはエンセファラートス・ヒルデブランディー(Encephalartos hildebrandtii)、もう1つはずっとE.sp.で扱っていた不明種だ。これまで40年近く、僅か2~3mの距離なのに一方が咲くときは他方に花が無く、もしくは時期がずれたりして、1度として同種ではないかと考えたことはなかった。以前、本属を徹底的に調べた時、既に何種かは不明種が同定できたので、それ以上はなかろうという思い込みもあった。ところが今回、2株が同時に新葉を出し、同時に雄球果を咲かせて、同じステージの小葉や葉軸の毛、球果の色、大きさ、全てが似通っていることに気が付いたのである。呑気と言えば呑気で、多分、輸出業者が既存の種を同定出来ないわけがないという思い込みもあったのだろう。本当に迂闊だった。これで当園には雄の開花株が2株、若い実生株が2株、計4株あることになる。ただ残念ながら雌株はないので種の穫れる見込みはない。しかし、つくづく自分は植物を見る目がないなと反省した。ソテツが好きだと言っても、ラベルで植物を覚えていて、植物の特徴では覚えていないということになるからだ。全く情けないったらありゃしない。
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