ハンカチノキ、スイカズラ、テコマンテなど

分園の中庭でミズキ科のハンカチノキ(Davidia involucrata)が咲いてきた。中国原産でパンダと同様貴重な植物だ。画像は昨晩からの風雨の前に撮ったので状態が良いが、現状はどうだろうか。これからもっと出てくると思うので、そちらに期待しよう。温室の中では中国雲南省からベトナムにかけて分布する巨大花のスイカズラ、ロニケラ・ヒルデブランディアナ(Lonicera hildebrandiana)が咲いて来た。白く咲き出し黄色く変色するのでスイカズラの中国名は金銀花だと思ったが、本種も同様だ。日本のスイカズラより若干香りが弱いのが物足りない所だが、日本では多分ここにしかない貴重品だ。その横に植わっているのがニューギニアから持ち帰ったノウゼンカズラ科のテコマンテ・デンドロフィラ(Tecomanthe dendrophila)だ。本園ではピンク一色のヒリー(T.hillii)も満開で、しかも幹からビッシリ咲いているので、初めて見る人は感激してくれる。以前はこのピンクをベヌスタ(T.venusta)と呼んでいたのだが、最新の知見ではベヌスタがデンドロフィラの異名同種なので、ヒリーとするのが正しいのだ。ティランジアの所ではヘクティア・マルニエールラポストーレイ(Hechtia marnier-lapostollei)が咲いている。というよりもう終わり加減だが、毎年咲いて存在を主張している。その近くでは先日まで白い花を咲かせていたピトカイルニア・ヘテロフィラ(Pitcairnia heterophylla)の白花変種の果実がはじけて種子が飛び散りそうな雰囲気だ。今更播くほどでもないし、どうしたもんだろう。近くではメキシコの山から持ちかえったアポロカクタス・マルティアヌス(Aporocavctus martianus)が良く咲いている。もう株が老化してきたので、今年はやけに花着きが良くて驚いている。
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