ジャボチカバ、ピタンガなど

果樹温室でジャボチカバ(Myrciaria cauriflora)が最盛期を迎えた。写真を撮って足もとを見たら大きな実が三つも落ちていたので早速試食。とても美味しいというか、これまで試食した中で1番と言える程甘味も強く,感激する程の味だった。管理しているとこういう楽しみもあるので、果樹温室は嬉しい。最近ではジャボチカバを営利生産したり食べさせたりする施設があるようだが、貯蔵の利かない果実だけに、その扱いは難しいだろう。置いておくとすぐ萎びてしまうからだ。その近くではスリナムチェリーの別名もあるピタンガ(Eugenia uniflora)も鈴生りだ。本種は食べてもそこそこの味だが、むしろこうやって実を沢山成らせて見て楽しむほうが向いているような気がする。兎に角可愛らしい果実なのだ。これらはフトモモ科でともにブラジル原産。バナナ温室では丁度通路の上にブラジルのバナナ品種プラタ(Musa X paradisiaca 'Plata')の花が出ていた。本種は幹が頑固でえらく太くなるくせにバナナの房は小さく、タイワンバナナのように大きく成らないので、房を折れないように天井から吊ることもしない,管理の楽なバナナだ。その代わり丈夫さは天下一品で、今では6~7株に殖えてタイワンバナナを圧倒している。沖縄のシマバナナとおなじAAB品種なので味は折り紙付き。完熟させるととても美味しいバナナなのだ。最後はパパイヤ温室の巨大スイカズラ、ロニケラ・ヒルデブランディアナ(Lonicera hildebrandiana)。余りにも見事な咲きっぷりで、しかも古くなった黄色い花のほうが新鮮な白い花より目立つので今が見頃だ。画像で楽しんでいただきたい。中国からベトナムにかけて分布するスイカズラ科のつる植物だ。満開でも本種の花に気付くお客さんが少ないが、私としてはうんと自慢したい植物の1つなのだ。
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