モランガヤなど

かつて私が購読していた英国のサボテン雑誌アシントニアの1974年1月号にゴードン・ローリー卿によるモランガヤ・ペンシリス(Morangaya pensilis=Echinocereus)の記載が載っている。私はこの記事を見て本種をどうしても見たくなり、1977年に70日間のメキシコ一人旅の時、カリフォルニア半島の先端部で本種を捜したが見つけることはできなかった。以来、私はいつか本種を育てて花を咲かせてみたいものだと思っていた。それが数年前種子導入に成功し、ようやく昨年初開花、そして今年もまた1輪が咲いた。ところが長年の夢にもかかわらず、本種はきわめて花着きが悪く、私を落胆させる結果に。多分、1m、2mに伸びないと本領を発揮しないのであろう。そこで先日、シャボテン公園に1株提供し、岩場に垂らすような栽培をしてくれるようにお願いした。本種の良さを何としてでも引き出してもらいたいからである。因みにローリー卿の記載では本種がエキノケレウスとアポロカクタスの中間タイプだから新属として紹介するのだとあった。そして、その時の植物はアルフレッド・ラウー氏のフィールド・ナンバーLau050で自生地の高度は1800mとあり、確かにアポロカクタス同様涼しい環境を好むようで、私が捜した場所はとんでもないお門違いだったと知った。本種は今日エキノセレウスとして扱われているが、花着きの良い本属としては異例に花着きの悪い種で、あくまでも稀少品としての価値しかみとめられない。自生地並みに、目一杯伸ばしてやることが、本種の特性発揮の条件で、それには我が家の温室は狭すぎるということだ。シャボテン公園の栽培に期待しよう。以下は5月2日の画像より紹介する。最初がテフロカクタス・フェルシャフェルティー(Tephrocactus verschaffeltii)だ。以前はオーストロキリンドロプンティアとされていたが、今はテフロで扱うらしい。この仲間のウチワサボテンとしては異例に花着きが良く、今も20個以上の蕾を確認しており、次々咲いて私の目を楽しませてくれそうだ。知人への寄贈用に先日も何株かキリンウチワに接いだが、1年で開花株になるので、とても有り難い存在だ。 これはボリビア・アルゼンチン原産。以下は定番のサボテンでマミラリア・テレサエ(Mammillaria theresae)、テロカクタスの眠り獅子(Thelocactus phymatothelos)とリンコネンシス(T.rinconensis)。紅花鳥羽玉(Lophophora williamsii)、チュルビニカルプス・アロンソイ(Turbinicarpus alonsoi)、マミラリアの玉簪(M.multidigitata)、そして3度目の開花の太陽(Echinocereus rigidissimus)で、14、15輪目だ。最後の白花はペルー原産のマツカナ・マジソニオルム(Matucana madisoniorum)。他は全てメキシコ原産だ。
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