30年目の開花

1988年5月25日、メキシコのベラクルス州、フォルティンのDr.ラウーを訪ねた私は、その近在で折から開花中のティランジア・ストレプトフィラ(Tillandsia streptophylla)を見かけ、土産にビー玉大の実生苗を3~4本持ち帰った。珍しい植物ではないが、小さいタコみたいな姿が可愛らしくて持ち帰ったのだ。園で栽培したら順調に大きくなって、丸いピンポン玉大になった。その生長を楽しみにしていたのだが、2度にわたって盗難に遭い、大きい方から2株を次々に持って行かれてしまった。私は大いに落胆したが、小苗がもう1株残っていたので、それを大事に育てて来た。そして30年目の今年、その株に花芽が出て、いまようやく開花した。私でも驚く位気の長い話だが、多分自生地でも栄養状態が悪ければ、開花までこの程度の時間はかかっているのかも知れない。ネットを駆使し、にわか仕込みの知識でコレクションに邁進するコレクターには、自生地では、1株の小さな植物でも悠久の時間をかけてゆっくり育つのだということを認識してもらいたいものだ。次は赤くなって来たカピタータで、レッドーイエロー(T.capitata 'Red-Yellow')のラベルが着いているから、これから黄色が出て来るのかもしれない。ハンドブック以来、ティランジアを積極的には導入せず、もっぱら維持だけで来たので、ラベルも混乱を来している部分も多い。次は花芽の出て来たピトカイルニア・オリバエステバエ(Pitcairnia oliva-estevae)。赤くて豪華な花なので、今から楽しみだ。これはエクアドル原産。外の鉢では黄花のディッキア・レモティフローラ(Dyckia remotiflora)が咲いている。珍しい種ではないが、毎年咲いてくれるし丈夫なので重宝している。これはブラジル。次は今年絶好調の赤葉のコンニャク、かつてタイで採集し持ち帰ったアモルフォファルス・パルビュールス(Amorphophallus parvulus)だ。今年は殆どが葉芽なので、奇麗な葉がずらり並んで素晴らしい。多分来年は花が多いのだろう。これはサトイモ科。
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