学芸員の独り言

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zoom RSS 甘い香りの正体は

<<   作成日時 : 2018/07/15 18:53   >>

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この時期になると、どこからともなく漂って来る甘い香り。ただ甘いだけではなく体にまとわりつくような濃厚な香りなのだ。私は勿論すぐわかる。ああ、ワニ池の縁に植えてあるクロツグヤシ(Arenga engleri)が咲いているんだなとピンと来る。ところがいざ他の植物の写真を撮っていると、すっかり忘れてしまい、撮影が1週間も遅れてしまった。当初はワニ池の温室側の株で雌花が咲いているのだけが分かり、今年はこれ1つなんだなと納得していた。おかげで雌花でも同様の香りがあることを認識できてよかった。今日になって、さて写真をとろうかと思ったら、池の反対側の株に雄花の出て来たのに気付き、これ幸いと雌雄の花を撮影した。ちなみにクロツグヤシの花の強烈な香り成分はイオノンだそうで、キンモクセイと同類の香りということなのだ。だもの香るわけだよね。勿論ヤシ科で日本や台湾に分布。次の黄色い花は今、盛んに咲いているヒポキシス・コルチシフォリア(Hypoxis corchicifolia)だ。南アフリカ原産でキンバイザサ科の球根植物だ。以前本種を話題にしたのは、本種の球根を完全断水して冬越しさせると枯れる株が多いのに気付き、この冬は乾かさずに越冬させてみたのだ。その結果をまだ報告していなかったので、この場を借りて報告する。結論は乾かさなければ1本も枯れないということ。だから今咲いている株は、全て順調に発芽し、こうして元気に咲いている。考えてみれば私も随分悠長なもので、本種の種子を導入したのが2002年で、乾燥越冬に疑問を感じたのが2017年だから、15年間は乾燥越冬でそこそこ何とかなっていたということなのだ。だが株が10年以上の古株になって大きく成り、段々適応力が失われてしまったのだろう。最後の2年位で随分古株を駄目にしてしまった結果、これまでのやり方に疑問を感じたという事なのだ。普段学芸員だなんて言ってえばっていても、こんなドジもやるんですよ。思い込みは良くないね。最後は温室の吊り鉢のディソカクタス・アマゾニクス・パナメンシス(Disocactus amazonicus ssp.panamensis)の3度目の開花だ。本種の花付きの良さはとにかく桁外れで、年4回は普通に咲くが、実際はもっと咲くかも知れない。それくらい素晴らしい開花能力を持っているのだ。
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