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zoom RSS プヤ・チレンシスの手入れ

<<   作成日時 : 2018/09/24 18:50   >>

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昨日は祭日、入口で切符切りなどをしていたが、頭の上にあるプヤ・チレンシス(Puya chilensis)が傾いて、園内図看板を隠しているのが気になって仕方がない。いずれ手をかけなきゃならないのなら人数の揃った今でしょ、ということで、昼過ぎの暇な時間に4人がかりで株を持ち上げ、立ち上がらせて針金でドームの鉄骨に縛り固定した。と言うのは簡単だが、相手はワニ園一狂暴な植物で、普段は誰も近づかない代物だ。だから段取りは全て私が行い、離れて引っ張るのと押すのを手間して貰うと言うこと。先ず径1cmのワイヤを鉄骨に固定し刺だらけの葉の間を通してロゼットの首にかけ、看板の奥向きに引いて幹を立てる。これまで張っていた針金を支柱に縛り直して、一応幹は立った。ロゼットは首の所にハシゴの頭を当て、押し上げた所で支え棒のようにハシゴを立てられるので、怪我する心配はない。幹が立った所で、今度は銅の太い被覆線で看板側に出ているロゼットの首を巻き、下からハシゴで看板の横に押し込み、株の上のアングルから吊るように縛って団体作業は終了。それ以後は私一人で1時間以上かけて、枯葉切りをしながらのトリミングだ。これが大変なのだ。葉の間に手を突っ込み、下葉の基部から切って、幹を奇麗にしていくのだが、4頭になった葉が組み合わさり、枯葉もその間に挟み込まれているので、とにかく下から、もつれた糸をほぐすように1枚ずつ刻んで、整理していく。勿論、刺に引っかからないように細心の注意はしていても、引っかかってくるのがこの仲間の葉だ。少々の出血など気にしてはいられない。またプヤの乾いた葉は硬いのだ。葉幅が5cmもあって、厚さも1mmはあるから、庭バサミで切っても力のいること。大きなコンテナ3杯分の葉を切り終え、目処がついた頃には、体中汗だく。その結果が今日の画像だ。幹は太い所では20〜25cm、幹の長さは首の下までで丁度2mだ。本種は1990年5月、ドイツのケーレスから輸入した種子の実生で、今年で28年。大型のプヤはとてつもなく大きくなるということだが、まだ花が咲かないことからもわかるように、これでも小さい方なのだ。カリフォルニアのハンチントン直物園で見た株は、1つのロゼットの径と高さが3m位あったと思う。本種は勿論チリ原産。次は温室のオウゴンソテツ(Cycas revoluta)、今年は葉が4枚出たが、兎に角生育遅さは半端無い。苗を頂いてもう14年だ。緑葉の株ならとっくに尺鉢サイズだろうが、葉緑素の少ない植物は生育が遅いということだ。斑入りの植物ということで、次はエクメアのトックリアナナスの斑入り品種アステック・ゴールド(Aechmea recurvata 'Aztec Gold')から出た黄一色の枝変わり個体だ。しかし見ても分かるように、親株に着いている状態ですら、若い葉が枯れ込んでいるから、とても独り立ちはできないだろう。固定できたらインカ・ゴールドと命名しようと皮算用していたのだが、欲をかくとこうなる。これはブラジル原産。最後もエクメアで中米原産のマグダレーナエ(Aecmea magdalenae var,quadrucolor)の斑入りだが、根元から出て来た子株が赤く奇麗なので紹介する。これも前種同様品種にはなり得ないだろうが、今が一番きれいなので紹介する次第だ。
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