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zoom RSS 苦しい時の果樹頼み

<<   作成日時 : 2018/11/25 18:28   >>

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花の少ないこの時期、昨日は苦しい時の果樹頼みとばかりに果樹温室に行ってみた。何か絵になる果樹があるだろうで、幸いにもバンレイシ科の釈迦頭ことバンレイシ(Annona squamosa)が熟して口を開けているのに遭遇した。ラッキーということで、その実を収穫し、早速一服時に若いスタッフと試食してみた。甘酸っぱくて美味しく、当園の熱帯果樹の中ではかなり上位に来る部類だ。ところが夜、写真を確認して見ると、木に成っている画像がなく、置いて撮った果実のアップのみ。昨日は穫るのに夢中で、結実写真を撮らなかったのだ。全く何しに行ったんだと自分に腹が立ったが、まこんなこともある。という事で今日、もう一度バンレイシの所に行ったら、また1個口を開けている果実を見つけ、写真にも収めた。バンレイシは熱帯果樹の中で、最も実を成らせやすい種類の1つで、栽培も楽だ。ただし日本では、バンレイシよりチェリモヤや、この2種の交配種のアテモヤの方が人気があるようだ。但し、営利栽培で採算を取るには、人工交配が不可欠だし、手がかかってとても難しいのではないかと思う。その点、バンレイシはほっておいても成るから有り難い。原産地は中南米だ。果樹ではスターフルーツことゴレンシ(Averrhoa carambola)もたくさん成っているが、もうシーズン末で、年内には終わってしまうだろう。以前は冬の果樹として温室の彩りに良かったのだが、ここ数年開花時期が早まり、9月10月から収穫期になって11月中頃にはピークを越えてしまうので、冬には実が無くなってしまう。カタバミ科で東南アジア原産だ。黄色くなった在来のグワバや指頭大のセイロングーズベリーも成っていた。私はこのねっとりした在来のグワバが好きで、リンゴのように固くて大きい大果品種は好みではない。観賞上は、後者は自然落果しないので、展示施設には好適だ。フトモモ科でこれも中南米原産。セイロングーズベリー(Dovyalis hebecarpa)は毎年味見しているはずだが、味を覚えていないから、その程度の味ということで、美味しい物ではない。イイギリ科で覚えていたが今はヤナギ科でスリランカ原産。最後はカカオで、今年は10月の高温期に一斉に花芽が着いて、それが今結実して親指大になりつつある。多分バレンタインの頃には大きなカカオが鈴生りになっているのではないかと思う。アマゾン原産で現在はアオイ科。
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コメント(2件)

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バンレイシのお味、パラミツより好評だったということでしょうか。
育てる側の苦労や希少度はさておいて(?)、やっぱり味なのかな〜。
YoYo
2018/12/01 10:13
YoYoさん、バンレイシは美味しい果物で、万人受けするでしょう。でもパラミツはドリアン臭に似た匂いがあるので、嫌う人が多いです。人には2通りあって、知らない果実でも積極的に挑戦する人と、冒険をしたがらない人です。案外後者が多いんですね。
学芸員
2018/12/01 10:41

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