刺物へのこだわり

昨日の休みは、長野の刺物名人柿﨑氏の未亡人が送って下さったカクタス信州の柿﨑さん特集号を終日眺めていた。氏が刺物について連載していた記事を1冊にまとめた記念誌なのだ。それを見て、柿﨑さんが何に興味を持ち、何にこだわって刺物に傾倒していたかがよくわかった。芸術品のような刺物、より赤く、より黄色く、より太く、より長く、より密生し、よりがっしりと、と高い目標をかかげそれを目指して育種をしていたのだ。その文中に、私が最も気にしているフェロカクタス・ハエマタカンサス(Ferocactus haematacanthus)の開花写真があって驚かされた。実に奇麗なバラ色の花で、勿論国産株の花を見たのは初めてだが、柿﨑氏はその他大勢の刺物の1つとしてしか扱っておらず、何だか寂しい思いがした。確かに刺は細いし、貧弱だから、赤鳳(F.stainesii)や神仙玉(F.coloratus)とは同列には論じられないが、氏の文章の中に盛んに人気という言葉が出て来て、サボテン界の実情がわかって残念な思いがした。今や王冠竜(F.glaucescens)や文鳥丸(F.histrix)、金赤竜(F.wislizenii)の種を播く人なんていないという言葉が、やけに空しく響いた。ほんの数種のサボテンに人気が集中する今日のサボテン界の実情が語られており、そういう世界とは無縁で来た私にとって、それは知りたくない事実であった。DSCF5940.jpgDSCF5942.jpgDSCF5947.jpgDSCF5950.jpg今日の写真は我が家の昨日のサボテンの花。私にとっては長年連れ添ってきたサボテン達で、人気がどうのとは無縁の植物たちだ。最初は金鯱(Echinocactus grusonii)、そして赤花の神仙玉(F.coloratus)、黄花のアラモサヌス(F.alamosanus)、DSCF5943.jpgDSCF5946.jpgピンク花が美しい象牙丸(Coryphantha elephantidens)、そして夕方になって開花した花園兜(Astrophytum asterias)。勿論全てメキシコ原産のサボテンだ。DSCF5959.jpgDSCF5958.jpg

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