原種バナナ、カンポマネシアなど

バナナ温室で久し振りに、今日のデザートバナナの原種ムサ・アクミナータ(Musa acuminata)が稔っている。とは言っても種子が入っていそうなのは3果だけみたいだが、何とか収穫して実生し、株数を増やしたいと思っている。ここ1〜2年、アクミナータが衰退気味で、跡継ぎの確保が緊急課題なのだ。ここのアクミナータは中国雲南省の西壮版納の植物園から数度にわたって導入し、以前は立派な房が稔って会報の表紙にしたこともある。ところが最近の株は、今の株もそうなのだが、花が咲いた時点で葉が黄色くなり始め、実が完熟するまで株が持たないような雰囲気なのだ。だから、実が熟さないうちに切り倒して整理し、子株も育たず、いつの間にか株数も減ってしまったのだ。DSCF5777.jpgDSCF5775.jpg逆にバナナ温室で一番元気で優秀なのは、鉢植え用の斑入りバナナとして導入されたタイの小型品種クルアイ・ナムワー・コーム(M.x paradisiaca 'Kluai Namwa Kohm')。このアクミナータの近くに植えてあるが、兎に角子株を2つずつ出すので、たちまち群生し、つい最近までここでは3株にバナナの房が下がっていた。遺伝組成はABBなので、黄色くなっても硬くてすぐには食べられないが、追熟させればとても美味しい。パーラーのスタッフも最近はプラタだアップルだアイスクリームだと特殊な品種が殖えているので、それぞれの扱いにも慣れたようだ。DSCF5779.jpgこの時期バナナ温室の山側を歩くと、温室の外から甘い匂いが漂ってくるのに気付く。フェンス沿いに露地植えしてあるブラジル原産のフトモモ科の小果樹、カンポマネシア・リトラリス(Campomanesia lottoralis)の熟した果実の匂いなのだ。小さいパチンコ玉大の果実で、私らが通りすがりに1つ2つつまむだけで、あとは下に落ちて発酵しているから余計匂うのだ。果実はピタンガよりもさらに小さくて、グミみたいなものだから、つい放置してしまう。味はとても甘くて、最高に甘く熟したイエローストロベリー・グワバ程度の甘さだ。要するに、普通のストロベリ−グワバより、はるかに甘くて美味しいということだ。通りすがりに食べて、酸っぱくて吐き出すようなことは先ずない。勿体無いよね。所が温室に植えたほうの株は冬あたたかすぎるのか、一向に稔らない。難しいものだ。DSCF5614.jpgDSCF5616.jpgDSCF5618.jpg最後は我が家の温室で、帰宅後に撮影したスタペリアの花とオプンチアの花。スタペリアはリーンデルジアエ・バーガンディーベルズ(Stapelia leendertziae'Burgundy Bells')。生育旺盛でどんどん大きくなって持て余し気味。しかも花は1日花なので。園に飾った方が良いかも。南アフリカ原産でキョウチクトウ科DSCF5785.jpgオプンチアは友人にタキンガ属の話をしたら、今はこれもタキンガ属だからとプレゼントしてくれた株。イナモエナ(Opuntia inamoena=Tacinga inamoena)は昔から知っているが、咲かせたのは初めて。しかも1日花みたいで翌朝には萎びていて、これが唯一の記録。茎節の小さな可愛らしい植物だ。ブラジル原産DSCF5787.jpg

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