コピアポアの秋

低気圧の影響で大荒れの今日、日射しもなくて温室の花はまだ5分咲きだが、他の写真もないので、今日はこれで紹介する。先ずは南米物の雄、黒王丸(Copiapoa cinerea)。サボテン趣味家なら誰もが大小の株が不毛の砂漠に累々と横たわる本種の自生地風景に感動し、あんな姿を再現したいものだと栽培に血道を上げる。私も例外ではない、刺物専門で南米物には殆ど手を出さない私だが、黒王丸だけは別だ。種を注文する度に本種の種だけは頼み、何度も実生を繰り返してはキリンウチワに接ぎ、イメージに近い植物を目指した。その1株が直径10cm近くになり、この春から花を着け始めたのには驚いた。そして秋になって咲いた最初の花がこれだ。まだ開き切っていないが、まさにコピアポアの花そのものだ。株の姿は思い描く黒王丸のそれではないが、咲いてくれたのは何にも増して嬉しいものだ。来年以降、他の株も咲いて来るのではないかと夢を持たせてくれるから余計嬉しいのだ。次は同じコピアポアでも小型で花付きの良いエスメラルダナ(C.esmeraldana)、そして最小型種のコピアポア・ラウーイ(C.laui)も咲いているから、この時期がコピアポアの花期なのであろう。DSCF7471.jpgDSCF7477.jpgDSCF7480.jpg次は同じ南米物のマツカナ・マジソニオルム(Matucana madisoniorum)の白花タイプ。我が家では基本種の緋色花では無く白花株が多いのは自家採種種子を蒔き直したからで、白花は固定している。南米物ではアロハドア・ナナ(Arrojadoa nana)も良く咲いている。前種マツカナ同様、年に4回も5回も咲いてくれて嬉しい植物だ。DSCF7469.jpgDSCF7468.jpgDSCF7482.jpg北米物では久し振りに光山(Leuchtenbergia principis)が咲き、常連のエスコバリア・ヘステリー(Escobaria hesteri)がまた咲いている。DSCF7473.jpgDSCF7478.jpgキョウチクトウ科、南アフリカ原産のアデニウム・オレイフォリウム(Adenium oleifolium)も相変わらず満開だ。棚下の通路ではツユクサ科のトラデスカンティア・シラモンタナ(Tradescantia sillamontana)、和名:白雪姫が咲いている。私のメキシコでの恩師、松田先生の記載種だけに思い入れは多い。勿論メキシコ原産。DSCF7484.jpgDSCF7486.jpg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

ZENSHOJI.inc
2019年10月25日 23:43
このコピアポアというサボテンは、本当に不思議ですよね。おっしゃるとおり、世界中で愛好されているのに、これもおっしゃるとおり、“あの姿” にならないではありませんか・・・。それを、今までのところ世界中の誰一人として、栽培環境で再現するための必要条件を発見できていないということですよね。

あの真っ白い肌はどうやったら得られるのでしょうか。私ももちろん好きですが、仮にそのように白く育った現地球を購入し、手元に置いても、日本で育てて 10年 くらいすると白さが抜けてきて、青くなってしまうと聞いて「そんなもったいないとわかっていることができるか!!」という気持ちになります。
学芸員
2019年10月26日 10:03
ZENSHOJIさん、困難があるから栽培に挑戦するんですよ。それが園芸の醍醐味です。