刺物を語る

私がサボテンを始めた当座の60年前も、人気品種と言えば黄色い刺の金鯱が筆頭だった。そして赤刺と言えば鯱頭というのが定番だった。尺余の金鯱に憧れ、真っ赤な刺の鯱頭の標本球に憧れ、いつの間にか60年が過ぎ去ったということだ。金鯱はそれでも直径1m近い大株にまで育て上げ、私の趣味の生き証人として温室に鎮座している。一方鯱頭は、30年、40年と思うように育てられず、今の温室を建てた20年前から、キリンウチワ接ぎの力を借りて、自分が満足できるような株まで育てられるようになった。思えば長い道のりだった。その中のベストが最初の画像、小林さんに種子をいただいた赤刺の鯱頭(Ferocactus acanthodes)、紅鯱というタイプで、直径20cmはある。これがキリンウチワ接ぎで、根元にはキリン台が残っていると言っても信じられないかもしれないが、刺物とキリンウチワは相性がよく、この大きさまで育てられるのだ。我ながら惚れ惚れするほど奇麗に育っている。次の2株は手前が柿﨑実生の鯱頭、後が小林種子の実生株だ。これは接いでいなかったと思うが、じわじわ大きく成って、ここ数年、急に良くなってきた。長年愛培してきた私へのごほうびのようなもので、嬉しいことだ。DSCN0478.jpgDSCN0480.jpg次は刺物としては人気の高い神仙玉(F.coloratus)だが、刺はこの程度で、ここでの限界だ。次は黄刺のレッペンハーゲニー(F.reppenhagenii)。私が日本人として初めて自生地調査した植物なので、思い入れがあり何株も育てている。非常に順調に育ち、花付きも良いので可愛がっている。DSCN0482.jpgDSCN0485.jpg次は赤刺の有名種赤鳳のピローサス(F.pilosus)だ。白いヒゲ刺が多いのがピローサスの特徴で、偶然我が家に来たものだが、順調に大きく成って開花も近いのではと期待している。次の黄色強刺は金冠竜として来た種だが、純粋の金冠竜にしては刺が立派過ぎるんで雑種だと思う。ただ素晴らしい刺なので、楽しんで育てている。DSCN0486.jpgDSCN0489.jpg次はカルメン玉(F.carmenensis)。1977年に私が採集して持ち帰った種を、名人、三保谷南雪氏が実生開花させ、その種を平尾博氏にプレゼントされたもの。直径20cmもあり、これも思い入れがある。最後は強刺金鯱と白刺金鯱。強刺は長野の両角氏が日本多肉の会でグランプリを取った株の種子由来。白刺はスウェーデンのサックシードの種子。どちらも奇麗に育っていて見事。以上全てメキシコのサボテンだ。ちなみに今日の画像、参考までに、2枚目の鯱頭とピローサス以外は全てキリン接ぎだ。DSCN0490.jpgDSCN0492.jpgDSCN0494.jpg

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