プヤが最高
私の誕生日に合わせて咲き始めたプヤ・チレンシス(Puya chilensis)。最初は、栄養失調気味で小さく咲いているものと思い込んでいたが、文献を当たってみると、どうやらこれが平均的な大きさらしい事がわかった。花序の大きさもこんなものだ。また、もう1つ私が勘違いしていた事に1輪の花保ちがある。近縁のアルペストリス(P.alpestris)は青花で1日花だったことから、本種も1日花と想定していたが、何の何の1週間は大丈夫だ。だから咲いた花が日ごとに増えていき、昨日は17輪位咲いていた。1日ごとに美事になって行くその姿に、わが子の成長に目を細める父親のような感覚で見守っている。いいねえ!奇麗だねーと見上げている毎日である。パイナップル科でチリ原産。



雇用調整でも園に出て来て部屋にこもり、友の会報の編集などに専念している日々だが、昼に帰宅する時、たまにはいつもと違う道筋を通って帰宅する。そんな時片瀬の海岸沿いで見かけるのが、民宿の庭先の満開のカランコエだ。ビッシリと群生し、ピンクがかった白い葉と赤っぽい花が目に鮮やかでとても美しいのだ。強光線と目の前の海岸からの潮風が、余計コンパクトな生育を促すのだろう。何度もこのブログにもアップしているが、その度に名前を忘れてしまって、浅山先生の園芸植物図譜で確認する。古い時代に導入された植物は、この本で調べるのが早いのだ。カランコエの胡蝶の舞(Kalanchoe laxiflora)なのだが、どうして名前を覚えていないのか、自分でもがっかりする程だ。歳のせいだろうが、最近はそういう事象に愕然とする事が多い。22歳でメキシコに行った時の事は、今でも絵としてパッと頭に浮かぶのに情け無い。逆に言うと、調べれば判るということは覚えているのだから、要は覚える気がないということなのだろう。

カランコエ繋がりで、園内の吊り鉢飾りのカランコエも紹介する。園内各所に飾ってあり、長期間観賞できるので有り難い存在だ。カランコエ・マンギニー(K.manginii)の園芸品種で、基本種に近い吊り下がって咲く花がサンライズ(K.manginii 'Sunrise')、上向きに咲く細筒状の花がミラベラ(K.manginii 'Milla Bella')だ。前種ともどもマダガスカルの原産でベンケイソウ科の多肉植物だ。












この記事へのコメント
ソテツとシダに圧倒されてぼーっとしてた上に緊張してたのて、後からダドレアの事や友の会の事を聞き忘れたのを思い出しました 笑
一度では見切れない場所なのでまた近々遊びに伺います!
御来園、有り難うございました。今度お見えになるときは前もって連絡を下さると時間調整ができます。今は部屋の多肉も奇麗ですよ。
近々再訪させていただきたいと思いますので、その時はご連絡させていただきます。ご迷惑にならなければ是非よろしくお願いします。