カンポマネシアの収穫

バナナ温室の裏で、ブラジルの小果樹カンポマネシア・リトラリス(Campomanesia littoralis)の果実が熟して収穫出来るようになった。昨年の春までは果樹温室にも1株植えてあったのだが、露地の方が好成績なので、引っ越した。その株も1年以上経過して今は実が沢山成っている。この果実、大きさは小粒のブルーベリー並みでごく小さく、黄色く熟するとすぐ落ちてしまうので、実に扱い難い。数日前にもう熟期かなと思って見ていたのだが、昨日にはもう下に沢山落ちていて驚かされた。黄色くなってから落ちるまで1〜2日しかなく、すぐ柔らかくなってしまうので、落ちた実は潰れて傷付いているものが多く、使い物にならない。要するに通りすがりに黄色く成った実をつまんで数個口に入れる程度で、まとめて収穫するには向かないようだ。画像の手に載せているのは拾った実が半分位だが、この場で食べないとすぐに傷んでしまうので、実に扱い難い。この果樹は友の会のSさんから3種頂き、隣にキサントカルパ(C.xanthocarpa)、不明種(C.sp.)も植えてある。しかしキサントカルパはリトラリスの倍も生育は良いが、まともに花も咲かない。不明種は逆に全く育たず、植えた時のままだ。実は先日、キサントカルパに2個程黄色い実の成っているのが見えたのだが、撮影も収穫も忘れてしまい、思い出した時には跡形もなかった。で、リトラリスの味だが、今念のため5〜6粒食べてみたが、ストロベリーグワバの甘く完熟した味で、特別の物ではない。幾分パイナップルの風味があるかも知れない。グワバそっくりの種が数粒入っているが気には成らない。食べる時は中身が柔らかいので、それを吸うと皮だけが残る。だから敢えて皮まで食べる必要はない。いずれにしても、庭に植えて楽しむのはいいかも知れないが、営利栽培には向きそうもない果樹だというのが私の結論だ。DSCN0684.jpgDSCN0683.jpgDSCN0681.jpg中庭の土手の陰で早くもリコリス・スプレンゲリー(Lycoris sprengeri)が咲き始めた。いつもは通路脇にびっしり咲いて美事なのだが、これは狂い咲きに近いのかも知れない。ヒガンバナ科で中国原産。温室横ではダンドク(Canna indica)も咲き始めた。これもこれからが本番だ。カンナ科で中南米原産。芝生に植えたサイカス・デーバオエンシス(Cycas debaoensis)は新芽が奇麗に展開し、黄色く輝いて美しいこと。素晴らしい生育振りだ。ソテツ科で中国原産。DSCN0677.jpgDSCN0679.jpgDSCN0687.jpg我が家のガーデニア・ツンベルギア(Gardenia thunbergia)は一斉開花の2日目で、花数は昨日の倍位になって見事な事。同じ仲間のロスマニア・カペンシス(Rothmannia capensis)、いつもはガーデニアの咲く前に花期は終わるのだが、今年はまだまだ元気で良く咲いている。2種ともアカネ科で南アフリカ原産だ。DSCN0718.jpgDSCN0716.jpgDSCN0711.jpgDSCN0713.jpg

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この記事へのコメント

きむら
2021年07月22日 08:21
ダンドクに近い物を代々木公園の渋谷駅側入り口で見つけ栽培を続けていますが、春5月頃に開花ピークが有り、その後ダラダラ咲いてん梅雨明けから再度ピークが来ます。去年はオレンジ色の株が1本出ました。これに近い花が鉄道の土手に有りますが花数が少ないです。最近、近隣の人家の庭でさらに少し違うタイプの株が咲いていました。ダンドクは仲間が多そうですね。
学芸員
2021年07月23日 18:02
木村さん、コメント有り難うぎざいます。ダンドクには赤花、黄花、朱色、と花色も豊富ですし、紫葉もあります。当園では緋色の素晴らしい花がさいたので「火の鳥」と命名して大事にしていましたが、無くなってしまったようです。