クチヒロカイマンの孵化

さる7月27日、ブラジルに生息するアリゲーター科の小型ワニ、クチヒロカイマン(Caiman latirostris)が久し振りに人工孵化で誕生した。27日に5頭孵化して以来、順調に孵化し、今日までに19頭が孵化。あと3頭孵化が見込まれており、ワニ園はひさし振りに子ワニラッシュの状況だ。
熱川バナナワニ園はワニの人工孵化では1968年以来46年の歴史があり、これまでに1000頭以上のワニを孵化させてきた。その1000頭のうち500頭以上がクチヒロカイマンで、ワニ園と本種の相性がいかに良いかおわかりいただけるだろう。ワニ園で生まれた卵で最初に人工孵化に成功したのもこのクチヒロカイマンでそれが1976年(5頭)のこと。それ以来8~9年位のサイクルで産卵のピークが訪れ、今回の子ワニはワニ園での5代目となる。今年は3頭の雌が有精卵を産卵しているので、今後数年間は毎年20~30頭のペースで産卵孵化が続くと期待出来るので、長期低落傾向にあったワニ園のワニの個体数も回復していくものと思われ、有り難いことだ。
ちなみに最初の5頭の産卵日は5月2日で、孵化まで86日だった。孵化直後の子ワニは体長21cm、体重40g程度。親は2006年生まれで8歳。
画像は生まれたばかりの子ワニたちの様子。顔のアップは親世代だ。ついでに孵化室に置いてあった、今年生まれた卵の標本写真を添えておく。一番大きいのがイリエワニでキウイフルーツ2個分位の大きさだ。その横にあるのがクチヒロカイマンで径は細いが鶏卵大か。大体長球形で鳥の卵みたいに尖ってはいない。
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