伊豆大島の花

昨日、伊豆大島の知人からボウバルディアの切り花が届いた。実はグワバで作ったジャムを送ってくれたついでに花を同封してくれたのだが、私にとってこの花は非常に懐かしい思い出があるのだ。1973年5月、植物採集目的でメキシコを訪れた私が、初めて見たフィールドがイダルゴ州パチューカの裏山だった。そうサッカーの本田が暫く所属していたチームの本拠地だ。そこの裏山で車を降りてすぐ目にしたのが赤花のボウバルディア・テルニフォリア(Bouvardia ternifolia)だった。後年、ワニ園に就職し、伊豆大島の園の管理を任されて訪れた島の産業の主体は観光と切り花産業で、その主要品種もボウバルディアだったのである。そして40余年が経過し、久し振りに本種の花に接したのだ。この知人は長年ガーベラメインで切り花を続けてきたのだが、ガーベラに病気が出て作れなくなってからボウバルディアに切り替えたとのこと。ちなみに大島では本種のことをブバル、ブバルと呼び習わしている。1時期、本種に黄花の原種があると聞いて、何とか入手できないものかとメキシコの知人に問い合わせたこともあるが、結局入手できなかった。色々と思い出の詰まった植物なのである。メキシコ原産、アカネ科の宿根草だ。ちなみにメインのグワバジャムはピンクの果肉の品種なので、色合いも美しくとても美味だ。グワバの実を果物屋で買って鞄に入れ、サボテンのフィールド調査に行った、メキシコ時代が懐かしい。DSCN9696.jpgDSCN9698.jpgDSCN9701.jpg次の画像はワニ園中庭の皇帝ダリアから。八重品種ダブル・オア・ナシング(Dahlia imperialis 'Double or nothing')だが、名前の通り、一重と八重が並んで咲いている。DSCN9677.jpgDSCN9675.jpg次はパイナップルセージ(Salvia elegans)の鮮やかな花。この時期は赤の深みが増して本当に美しい、前者はキク科、後者はシソ科でこれらもメキシコ原産だ。DSCN9681.jpgDSCN9683.jpgDSCN9679.jpg次は北米原産、バラ科のアロニア・アルブティフォリア(Aronia arbutifolia)だ。秋の赤い実はピラカンサが代表的だが、本種も奇麗な花木だ。DSCN9687.jpgDSCN9684.jpg最後は益々元気に咲き誇っている入口のモラエア・ポリスタキア(Moraea polystachya)。この時期に花があると本当に助かる、アヤメ科で南アフリカ原産の小球根。DSCN9692.jpgDSCN9691.jpgDSCN9695.jpg

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