ソテツの花の季節

分園の入口周辺にはあれこれソテツが植わっているが、それらが一斉に花芽を出し始めた。最初は中国の昆明植物園から種を導入したサイカス・パンジーファーエンシス(Cycas panzhihuaensis)だ。私の実生で、この雄の球花は昨年に続いて2回目だ。調べてみたら1991年の実生だから23年も経っており咲いて当然か。ここには3株並んで植えてあるのだが、この写真を撮った後で、別の株に雌花が出始めているのに気が付いた。私もソテツの実生をして長いが、サイカス属の実生で雌雄の花が咲くまで育てたのは初めてのはずだ。まずは嬉しい話だ。次はタイワンソテツ(Cycas taitungensis)の雄花だ。これは友の会の元会長竹下康雄氏の形見で、勿論氏の実生である。日本のソテツより1ヶ月も早く発葉し、生育も早い丈夫なソテツだが、自生地の台湾大東では東南アジアのコナカイガラムシが侵入して株を枯らし、絶滅寸前だとか。これはアメリカのフロリダやグアム島でも猛威を振るっており由々しき事態だ。フロリダでは日本のソテツが全滅状態だという。3番目はオーストラリアのソテツ、ホソバウロコザミアことレピドザミア・ペロフスキアナ(Lepidozamia peroffskyana)だ。これは雄花で咲き始めて4年目位だが、幹が急に伸び始めた気がする。次は前記パンジーファーエンシスの横に植わっているディオーン・エドゥーレ(Dioon edule)の雌株だ。雌雄の株が並んで咲いたので花粉を交配してみたが、球果は育ってきたものの、果たして受精しているかどうかは未知数だ。この株は私が1988年にメキシコのベラクルスの近くの崖下で拾ってきた小さな実生苗だったが、26年目の結実となるだろうか。楽しみなことだ。最後は温室内のディオーン・スピヌローサム(D.spinulosum)だ。新しい葉が出て、雌の球果が目立つので写真をい撮った。球果は毎年出て、ほぼ1年中ぶら下がっているので珍しくはない。ただし1株しかないのでいつも未受精で終わってしまう。
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