バショウの実生苗

2008年10月新宿御苑でバショウ(Musa basjoo)が結実し、その房を送ってもらって果実の味見をし種子を得たことは,私にとって、とても貴重な経験であった。果実が熟すると皮がはじけ、中の果肉が種子ごところっと落ちるなんて,誰が想像したろう。当時の写真が1枚目だ。2枚目は20日後、房が黄色く完熟して食べ頃になったバショウの果実とその種子。その果実の味が島バナナのように美味しく、最高級のバナナのようであったことなど、体験しない限り絶対出て来ない感想だ。そしてその時播いた種が大きく育ち、今では幹丈が2m、葉の先までだと3mにもなっていて、もう数年で開花も期待出来る大きさにまでなってきた。実は一昨年あたりにはもうこの大きさになっていたのだが、度重なる台風や風害で、元気な方の株が倒れて,小さな子株になってしまい、今の株は当時小さかった方の株なのだ。今年は傷まずに順調に育ってもらいたいものだ。画像はヤシの間から撮った1枚だけ。バショウつながりで、温室で何株も結実しているムサ・アクミナータ(Musa acuminata)の写真も紹介する。これは受精しないと果実が発育しないので、奇麗な房にはならず、その間に茎が腐ってきて駄目になることが多い。熟しても指1本分の大きさだが、果肉は甘くバナナそのものだ。ただし種がびっしり入っているので味わうのは面倒だ。バルビシアナ(Musa balbisiana)の3倍体で料理用バナナ・サバ(Saba)の変異品種と思われるフィンガー同士が癒着したリンキット(Lingkit)も大きくなって、収穫期が近そうだ。最後の画像はハワイのAAB品種アップル(Musa x paradisiaca 'Apple')だ。いよいよ果実がはち切れてきて、収穫期もあと数日のうちだろう。今の時期の実なら、とても美味しいはずだ。
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この記事へのコメント

2014年08月15日 02:03
料理用バナナも完熟すれば甘いことを、ご著書「熱帯植物 天国と地獄」で知りましたが、調理用を生食する場合は樹上完熟が基本でしょうか。
2014年08月15日 22:38
スーパーなどで売っている料理用バナナでも、萎びて黄から黒っぽくなるまで置いておけば生食できます。
私は料理用バナナを渋柿に例えて説明しますが、木でぐずぐずになるまで放置するか、干し柿にするかで生食できるようになるんです。干し柿とは、バナナを干からびて真っ黒になるまで置くことです。すごく甘く美味しくなります。

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