パラミツの味は

分園果樹温室で実っている熱帯果実のパラミツ(Artocarpus heterophyllus)、先だって報道公開したら、多くの取材陣が来てくれて宣伝効果満点だった。ただ記者さんの対応に当たった私が困ったのは、その味を聞かれることであった。
勿論、私だってタイで食べたことはあるし、コメントくらいはできる。でも正直美味しかったという記憶はない。美味しければ行く度にドリアンやマンゴスチンのように必ず食べるはずだ。で、どんな味だったのということになるが、解説にはパイナップルの風味とか蜜の味とか書いてあるが、私自身、どう考えても本当の味を思い出せないのである。よくもらうタイのおみやげにパラミツのチップがある。そうポテトチップスみたいな感じにカリカリ、パリパリの製品で、どう考えてもドライフルーツのイメージではない。サツマイモやジャガイモのチップに近い味なのだ。それから生の果実を連想したって美味しいとは思えないはずだ。確かクリーム色の果肉で硬いマクワウリのようなパリパリした食感だったと思う。と思うなんて、随分いい加減な表現だが、実際その程度の印象しか残っていない。果物何でも好きの私にすらマイナーなフルーツなのだ。園でも過去何度か収穫したはずだが、残念ながら私は1度もそれに立ち会っていない。いやあったかも知れないが、園産の果実では未熟で多分、果肉をなめる程度の事しかしていないはずだ。実は今日もシロサポーテの実が落ちていたと担当者が持って来たのだが、台木の方の実なので不味いのは分かっている。指で果肉を潰し、なめてみて、やっぱりうまくない、そういう反応だ。園で収穫したパラミツもそうだったと思う。
だから今回は6個も成っていることだし、1個位は上手に完熟させて蜜の味を味わってみたいと期待しているのだ。きちんとコメント出来る美味しい味になってもらいたいものだ。画像はメジャーを当てて大きさをわかるようにしたもの。直径20cm位かな。まだ表面は硬くて、収穫は当分先だろう。
次はまた花を着けたインカノユリ、ラパゲリア・ローゼア(Lapageria rosea)だ。色気として加えておく。フィレシア科(ユリ科)でチリ原産の多年生ツル植物だ。本種は私が本園と行き来する前までは4株あったのだが、留守中に水が多すぎて3株が駄目になってしまった。イワタバコ類は夏場3回も水やりをするので、そのペースでこれにも水をかけたら駄目になって当然だ。この株が実生21年だが、これより古い白花の株を駄目にしたのは勿体なかった。乾き気味の管理がいいので、私が管理している日には殆ど水やりをしない。日陰気味の場所だし、私が休みの日に水がかかるので、それで十分なのだ。
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