刺の季節

私がサボテンの刺物を好きなのは、そのカラフルな姿を周年楽しめるからである。花物の花は圧倒的に奇麗だが、1日、2日の命で、後は地味な姿を1年中見ていなければならない。それは限られたスペースを無駄遣いしているみたいで面白くない。刺物は苗の時から刺がカラフルで観賞に耐えるし、10年、20年して開花株になれば、その花もまた素敵である。時間さえ惜しまなければ、刺物の方が圧倒的に観賞価値が高いのだ。そして花の乏しい冬にはカラフルな新刺がより鮮やかさを増し、それだけで温室を華やかにしてくれる。画像の最初は赤刺の代表神仙玉(Ferocactus coloratus)だ。カリフォルニア半島原産のフェロで、自生地で見る刺の赤さは本当に素晴らしいが、私も栽培下で幾らかその片鱗を再現出来る程度まで育てられるようになった。全てキリンウチワ接ぎのおかげだが、キリンウチワ接ぎを使いこなすのも技術の1つだろうから、私自身は満足している。2つ目の針状刺はレッペンハーゲニー(F.reppenhagenii)である。40年も昔ドイツの雑種で新種記載されたのを見て、1977年に自生地まで見に行った思い出の植物だ。3つ目は刈穂玉(F.gracilis)、長野の両角さんの種子で、若い時は刺が細くて、これが刈穂なの?と思ったが、ようやくそれらしい刺が出始めた。次は日の出丸(F.latispinus)だが、これも両角さんの日の出の2代目。次は金鯱だが、これも両角さんの長刺金鯱(Echinocactus grusonii)の実生だ。両角さんが多肉の会でグランプリを取った金鯱の種をいただいたものだ。次の黄刺は金冠竜(F.chrysacanthus)だが、これはアメリカサボテン・多肉協会の配布種子で、多分神仙玉あたりの血が入っているような刺をしている。観賞価値が高そうなので大事にしているが、雑種だと思う。次の2点は緋冠竜(Thelocactus hexaedrophorus 'Fossulatus')だが、これも確か両角さんにいただいた株の2代目のはずだ。私は刺物に関してはお亡くなりになった柿﨑さんの印象が強いのだが、こうして見ると、柿﨑さんの仙友、両角さんにいただいた系統が多いのに驚かされる。次の白刺は太白丸(Thelocactus macdowellii)、次は白刺金鯱だ。白刺金鯱は奇麗だが、刺の弱いのが欠点で、この白刺で両角さんの長刺金鯱みたいな刺が出たら、なお素晴らしいだろう。これらはどれもメキシコ産のサボテンだ。
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