象牙と石の彫刻美術館

タイのお客様の案内で10日の夕方、伊豆高原に西伊豆から引っ越して来た象牙の美術館を訪ねた。お客さんの中でも先日写真で紹介したサクチャイさんは、ご自身でも彫刻をするという芸術家。ココナッツの表面に浮き彫りをするとのことで、その画像を見せていただいたが完全に専門家の域で、素晴らしい作品だった。彼によると、ココナッツは皮に油分があるだけ象牙より彫刻が難しいのだそうで、象牙の彫刻など雑作ないとのこと。出来ることなら象牙を1本入手して、ラピー先生の意向で楽器をつくり、王様に献上したいのだとか。私は冗談を言っているのかと思ったが、氏の作品を見て、氏が本気なのを知った。
そんな話を道々しながら象牙美術館に到着、彼らは、その素晴らしいコレクションを前に散々写真を撮り、またオーナーと象牙談義をして閉館時間過ぎまでねばっていた。私は以前従業員旅行で西伊豆にあったこの美術館を訪ね、その素晴らしさを認識していたので、県の博物館協会の集まりでも話題にしたことがあるが、熱海のMOA美術館の関係者でもその存在を知らない有様で、勿体ない話だと思っていた。昨年の9月、東海岸ならお客様も多かろうということで、引っ越して来たとの事だが、予想外にお客様が少なくて苦戦しているらしい。象牙というのはワシントン条約関連でよく話題になるように、既に入手出来ない素材だけに、ここに飾ってある彫刻の価値は計り知れない。MOA美術館のような立派な施設に飾れば、それこそ尾形光琳の紅白梅図並みの集客力があると思うのだが、このようなコレクションのマーケティングの難しさをつくづく考えさせられてしまった。
確かNHKの番組で故宮博物館の宝物の特集があり、象牙の多層球の彫刻方法を解説していたが、ここにも50層の象牙天球があり、1つの作品にいくつも使われていて、豪華そのものだ。べつに宣伝するつもりはないが、私はこの素晴らしい象牙のコレクションは教養を高めるためにも是非見るべきものだと思う。画像はパンフレットの裏表だ。
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