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zoom RSS ワニ池そうじ

<<   作成日時 : 2015/02/16 19:14   >>

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今日は暮れの23日以来のワニ池掃除。幸い快晴でワニにとってはお掃除日よりだ。このワニ池掃除、実は先だって凍えて死にかかった傷だらけのミシシッピーワニ(Alligator mississippiensis)を隣の池に引っ越し、1頭で療養させる目的もあった。交代にこの区画にいたやや小型のミシシッピーワニ3頭を広い池に移動させた。水を抜いて掃除している時なら、間仕切りを開けて移動できるので簡単だ。折から「どうぶつのくに」の取材も来て、水の抜けたワニ池でナイルワニなどの撮影を行った。池の水は無いし、ワニは陸に上がっているし、好天で口は開けてくれるしで、撮影にはおあつらえ向きだったようだ。池掃除は8時半頃から始め、10時までには大体片づく。またそうでないと、寒くなるまでに池の水が貯まらないので大体仕事の段取りは決まっている。ところが3時半頃になって事件勃発。広いプールに移動したばかりのミシシッピーワニ3頭のうち1頭が、前からここにいた主に何ヵ所も噛みつかれ血を流している。いやー参った。これではたちまち傷病ワニの二の舞だ。ちょうどそこにパンダ担当の横山課長も来て、このまま明日まで放置したら本当に傷だらけになってしまうので、水が半分しか溜まっていない今のうちにこの3頭を元の場所に戻そうということになった。早々に皆に声をかけ、胸までの胴長靴を用意し、水に入ってワニを引っ張る覚悟だ。ところが水があればワニの天下だ。虐められたワニの後には大きな主が水から顔を出してこちらを伺っている。下手したら人間の方が危ない雰囲気だ。幸い、水に入らずに間仕切りを開けられたので、1頭だけはロープをたすき掛けにして陸から引っ張ったが、他の二頭は棒でつついただけで、元の池にもどってくれた。やはりボスから逃げたい本能があるから、素直に動いてくれたのだろう。僅か10分程で移動は完了し、我々も怖い思いをせずに片付けられて、先ずは一安心。
元々このミシシッピーワニ、大分の自然動物公園のワニを引き取ったのだが、全部雌であるにも係わらず、ケンカが絶えず、殺し合いを繰り返して、個体数がうんと減ってしまったのだ。一番弱い個体が寄ってたかって虐められ、それが死ぬと次が狙われるという悪循環。それで大きい個体群と小さい個体群に分けたのだが、分けたら分けたで、またそのグループ内で虐めが始まる。何とも困った状況なのだ。それでもここ数年は安定していたのだが、ここに来てまたその虐めが復活したのだ。なんでこんな広い池でケンカするんだと思うが、ワニはそうは考えないようだ。とにかく気に入らなければ噛みつく。ただそれだけみたいだ。まあ明日からも、十分注意して見てやる必要がありそうだ。最初の画像3枚はその強いミシシッピーと横に転がっているウンチ。余りにも立派なウンチなので、つい写真を撮る気になった。昨日餌をやったからウンチも出るわけだ。次がシャムワニ(Crocodylus siamensis)とクチヒロカイマン(Caiman latirostris)、最後が口を開けているナイルワニ(Crocodylus niloticus)だ。写真だと大きさが分からないだろうが、シャムもナイルも体長3m以上の大物ばかりだ。
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