刺物好きPart4

フェロカクタスの最高貴品と言えばジョンストニアヌス(Ferocactus johnstonianus)、和名白帝城だ。我が家にはラウーさんから来た種の実生が3株あるが、どれも細長く伸びて4号鉢に収まっていて小さく、迫力も何もありはしない。でも写真にすると、結構それらしく写るから面白いものだ。柿﨑さんがお亡くなりになる前に国内初開花に成功し、種も採れたと聞いたので、ぼつぼつ国産実生苗も出てくるだろうが、兎に角稀少品である。次は金冠竜(F.chrysacanthus)と言いたいところだが、どうも偉冠竜(F.vizcainensis)あたりとの雑種みたいだ。アメリカサボテン多肉協会の種子配布は安いのであれこれ播いてみたが、こと刺物に関しては自然雑種ばかりで困ったものだ。ただこの株の場合、刺が立派で観賞価値が高いので大きく育てている。次の黄色針状刺はレッペンハーゲニー(F.reppenhagenii)で、本種の記載後、私が日本人として初めて自生地調査を行った種なので思い入れがある。セルフで簡単に種が採れるので、これは2代目。早ければ4号鉢でも花を咲かせる育て易いフェロだ。次から3枚はエキノカクタスの3兄弟、大竜冠(Echinocactus polycephalus)、竜女冠(E.xeranthemoides)、神竜玉(E.parryi)だ。大竜冠はキリン降ろしの小苗を長年育てていたら4号鉢サイズになった。竜女冠は柿﨑さんの実生苗で正木だが、丈夫でやはり4号鉢サイズになっている。神竜玉は柿﨑さんに開花株をプレゼントされたのが最初で、今はキリン降ろしの3株が大きくなってみな5号鉢だ。黄色底紅の花は、ちょうど綾波の花を黄色にしたようで美しく、花物としても最高だ。最後は今、刺が見頃の緋冠竜(Thelocactus fossulatus)と紅鷹(T.heterochromus)だ。やはり長野の両角さんや柿﨑さんの系統で、どれを育てても素晴らしい刺を見せてくれる。共にキリン降ろしだが、紅鷹は水膨れ気味なので、正木で育てている株が大きくなったら入れ替えるつもりだ。以上全てメキシコの産。
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この記事へのコメント

Shabomaniac!
2015年12月09日 01:45
刺もの、どれもよいですが、ジョンストンにはなにか特別の思い入れ持ってしまいます。子どもの頃、大阪エキゾチックの種を蒔いたものが10年くらいまえに絶え、いまはチェコ入手の種から育てた数センチのもののみ。これを国内で開花採取された柿崎さんは凄いですね。
2015年12月09日 10:23
マニアックさん久し振りです。以前立派なジョンストンの画像を紹介していましたが枯れてしまったんですか。惜しいですね。我が家の株もようやくそれらしい顔になってきましたが、まだまだ先は長いです。1977年、私がメキシコ70日の旅をした際、ジョンストンの情報だけはなくて、調査候補から外れていました。後に知ったのですが、ラウーの書いたジョンストンの自生地報告の載ったジャーナルだけが我が家に未着だったのです。これは悔しかったですね。小林さん、柿﨑さんと刺物名人が他界してとても残念です。柿﨑さんの温室は奥さんが守っているそうですが、その奥さんがジョンストンの種を収穫したのだそうです。

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