小品など

南ア原産の球根類で、ほぼ最後を飾るのが以前アノマテカ(Anomatheca)として扱われていたフリージア・ラクサ(Freesia laxa)だ。とにかく可愛らしい花で、小鉢には最高の素材だ。研究室の入口で、雨をよけながら育苗していると耐寒性もあって、いとも簡単に育ち、ご覧のような状態で咲いてくれる。ところが私が自宅に持ち帰って雨ざらしで育てていると開花期までにほぼ全滅してしまう、案外デリケートな植物である。一昨年、本種の青花系統を寄贈され育てているが、こちらは育て難いし花期は早いしで、写真の系統と同時に飾るのは不可だ。勿論、これはアヤメ科の小球根。次はブラジル原産、ヒガンバナ科の小球根グリッフィニア・エスピリテンシス変種エスピリテンシス(Griffinia espiritensis var.espiritensis)だ。青い花として一時話題になった植物だが、写真では全然色が再現出来ず、こんなぼけた色になってしまう。アマリリス(Hippeastrum)やエイセア(Eithea)に近縁の植物で、10℃程度に保温して越冬させる球根植物。小さすぎて植物園の飾りには不向きだが、趣味で育てるなら可愛らしい植物だ。次は花の香りが非常に良いホヤ・ラクノーサ(Hoya lacunosa)だ。当園は昔、ハワイのホヤコレクターからホヤを100種くらい導入したことがあり、当時から本種の香りは承知していた。写真の株は友の会のSさんにいただいたもので、数日前からいい匂いがしているなと思っていたら本種の花だった。昔の株はかなり大株にしないと咲き難い印象があったが、写真の株の系統はごく小型で非常に花着きが良いので、Sさんが目をつけるだけのことはあると感心した次第だ。マレー半島原産でキョウチクトウ科のツル植物。次のマツバボタンはブラジルあたりが原産地のポーチュラカ・ギリエシー(Portulaca guilliesii)だ。いつの間にか高芽が他の実生苗の鉢に居ついて、花を着けるようになった。そして本家の鉢の株は老化して見る影もない。最後はブラジル土産の野生アマリリスの3番目。葉が青白いのが特徴で、最初は冬咲きのグラウケスセンス(H.glaucescens)かと思ったが、花は古くからの在来種みたいな、ごく普通の花で、グラウケスセンスなんてとんでもない。ブラジルにはまだ記載されていない野生種が沢山あるということらしい。
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