学芸員の独り言

アクセスカウンタ

zoom RSS デンパークで注目した植物

<<   作成日時 : 2016/06/11 18:50   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 0

今回、2日がかりでデンパークを見て来たわけだが、私の記憶に最も強く印象付けられたのは、バックヤードで花の咲いていた大型の鉢植えの単子葉植物である。画像で最初の3枚がそれだ。私が見た事もない不思議な植物で、種子で導入以来15年だが、今回が初開花とのこと。聞けばワッヘンドルフィア・シルシフローラ(Wachendorfia thyrsiflora)との事で、その属なら私も我が家で栽培している。南アフリカ原産でハエモドルム科のやたら丈夫な球根植物だ。言われて見れば、根元に見える球根は見覚えのある形と色合いをしている。欲しい!ということで園に戻るや彼らの欲しがっていた水生のアマリリス、次の写真のヒッペアストラム・ハリソニー(Hippeastrum harrisonii)をごっそりと送り、翌日、その箱にワッヘンドルフィアが入って速攻送り返されて来たということ。植物好き同士のあうんの呼吸ということか。このワッヘンドルフィア、調べてみると南アでは雑草のように各地で見られるらしい。湿地性の植物で、根を常に湿らせておくということで、上記水生アマリリスと同じ環境で育てられそうだということもわかった。多分デンパークで咲かなかったのは越冬温度が高過ぎたからで、当園のアマリリス同様、凍えるような寒さを経験させれば必ず咲くのではという予測もできた。しかし癪だったのは、本種が私の愛用している南アフリカの球根図鑑の最初の図版に出ていたことで、ページを開いた最初に出ていた植物なのである。しかし私の記憶にはなかったから、この図版は読み飛ばしていたのだろう。というより我が家で育てているワッヘンドルフィア・パニクラータ(W.paniculata)が地味な花なので、同属他種に興味を持たなかったせいなのだろう。思い込みは良くないね。次いで驚いた植物はナンヨウスギ科のチリマツ(Araucaria araucana)である。本属で最も生育の遅いチリの高山に生育する針葉樹。ワシントン条約でも保護されている珍奇種である。ベルサイユ宮殿に本種の成木があるとか、私自身、英国スコットランドのエジンバラ植物園で旺盛に生育しているのを見たり、どちらかと言うと冷涼な気候を好む植物なのである。逆に温暖地では生育が遅く、ワニ園の株は1997年の実生で尺鉢植えで、実生19年でようやく丈が1mに届こうかというサイズ。だから私は、このやたら元気な木を見て、案内の方に別種の種名を口にしたところ、アロウカナですよ、チリマツですよと念を押されてしまった。エー、参ったねこの育ち振りには、ということ。次のサラセニア(Sarracenia cvs.)2点は長澤さんの好きな食虫植物。綺麗な花が沢山咲くとのことだったが、もうシーズンオフで長澤さんご自慢の花を見られず残念でした。
画像
画像
画像
画像
画像
画像

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 8
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
デンパークで注目した植物 学芸員の独り言/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる