友人のハウスで珍種発見

昨日は久し振りに地元で多肉栽培をしている友人を訪ねてみた。学生の頃から一緒にサボテンを楽しみ、メキシコのフィールドを一緒に歩いた無二の親友だ。その彼の様子を見がてら温室を冷やかしてきたということだ。最初の画像は私が実生したダドレア・アントニー(Dudleya anthonii)を彼の所で育てたもの。私の窓辺栽培と違い、彼は温室で大鉢に植え肥培するので、私の株の倍の大きさになっている。次の幅広葉の個体はアントニーの国内で普及している系統らしく、この乾期末でも直径が30cmもあるからオバケのような大きさだ。次は人気種、エケベリア・ラウーイ(Echeveria laui)。私の所では冬の温度不足で大きく育てられなくなってしまったが、彼は上手に作りこなしている。そして白い植物の最後は仙女盃(D.brittonii)の実生苗。と言っても直径10cm以上はあると思うが、これが水を吸い始めるとむくむくと大きく成り、たちまち美しい標本株になるのだ。以上はベンケイソウ科でメキシコ原産。今回驚いたのは、画像の珍しいマツバボタンの原種(Portulaca)が咲いていたことで、これは私にとって初めての植物。勿論、枝をもらってきたが、加須市のYKTさんから来たものだと言う。私は大輪のマツバボタンを台湾から導入して国内に普及させた経緯があるし、その学名を散々調べて記事も書いており、ポーチュラカ属に関しては結構うるさいつもりだったが、この種は初めて見た。園芸的に極めて面白い素材だと思う。ただ、知識の受け売りになるが、マツバボタン属の植物は種間雑種が出来ないというのが特徴らしく、今日の園芸で使われるマツバボタン(P.grandiflora)は全て種内での育種結果とのこと。前述の大輪のマツバボタンは勿論別種だから、狭義のマツバボタンとの交配はできない。だから。今回の毛深いポーチュラカも育種素材には使えないはずで、あくまでもこの種内で花着きの良い系統を捜したり、白花の枝変わりを期待するしかないみたいだ。でもこれは珍種ですよ。最後は彼の温室の入口で咲いていたブラジル原産の単刺ウチワ(Opuntia vulgaris)。伊豆ではどこでも見るウチワサボテンの定番だが、東京では見られないはずだ。
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