そんなバナナ!
先日来テレビ局の取材があって、岡山でバナナを露地栽培し、もう収穫にかかっているという。ある特殊な処理をすると耐寒性が増し、生育が脅威的にスピードアップし、収量も多いと、いいことづくめらしい。私も最初、電話で応対している間はそんな馬鹿なということで、真に受けていなかった。しかし次々送られてくる画像、記者が見えてPCで見る栽培場の様子、取材済みのニュース内容等を見せられて、段々、これは本物だぞと認めざるを得なくなってきた。しかし、園の誰に話ても笑うばかりで取り合おうとしない。どうみても荒唐無稽な話に聞こえるからである。そこで皆様に画像をお見せする。最初が畑にバナナの苗を植えている4月30日の様子。次が5月30日、パイプが写っているのが6月25日、バナナの成っているのが11月18日2枚、ビニールは台風対策でかけたとの事。皆さん、6月までの画像は、まあこんなもんかな、と認めてくれるだろう。そこで、最初の画像の手前の3本はどれぐらいに成ったの?と聞いたところ、送って来たのが11月18日の次の2枚だ。驚くことにもうバナナが成っている。ここで植物関係者は必ず笑う、「そんなバナナ!」という反応だ。皆さんは信じますか。9月初めに続々蕾が出て、今はこの状態との事。次の画像は同じ処理をしたパパイヤで10月5日の画像。青パパイヤとして市場に出荷し、好評だという。勿論、この春に植えた苗だとのこと。この話をしても学者は相手にせず、ガリレオみたいな状況なのだろう。さあ皆さんどうしましょう。という間に先程の日経新聞にも記事が出ましたよ。http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09868610U6A121C1000000/
http://www.mopalab.com/ 興味があったら桃太郎パパイヤのホームページも見て上げて下さい。私の意見は差し控えます。事実だけを見て下さい。事実だから画像はいくら使ってもいいですよ、というので今回のブログです。
http://www.mopalab.com/ 興味があったら桃太郎パパイヤのホームページも見て上げて下さい。私の意見は差し控えます。事実だけを見て下さい。事実だから画像はいくら使ってもいいですよ、というので今回のブログです。
この記事へのコメント
バナナが成るまではよくある話で、岡山の件も、要はこれから先、1月2月の様子が一番気になるところです。これで傷まなければ本物です。
同じ場所で数千年以内に経験している気温帯なら、ひょっとしたら近年稀な気温でも耐えられるのかもしれません。
香港の過去の最低気温がちょうど0℃だそうですが、観測を始める以前の清代の小氷期だと、あの緯度でも氷点下になったことがあるのかもしれません。とはいえバナナやパパイヤの原産地は、華南よりさらに温暖な熱帯でしょうが...
うちにあったのは寒さに強いムサベルチナで都内に住んでいた時には庭でどんどん株が増えこぼれた種でもかなり増えましたが、埼玉に植えたらだんだんなくなりました。
ベルチナは育て易いから結実するのも納得できます。
要はデザートバナナの営利生産が露地でできるかという話ですから、ハードルはけた違いに高いですよね。
新見アグロさんの社長様に電話で問い合わせてみれば解決すると思います(*^o^*)
http://naigai-web.jp/works/niimi-agro/
ワニ園の温室、先日来の寒波で最低室温が7℃まで下がったら、とたんに葉が黄色くなってきました。これが普通のバナナの耐寒力の限界です。
岡山のバナナは現在温室を暖房してバナナを熟させ出荷しているそうですが、これでは普通のハウス栽培ですよね。当初の話とは大部違います。
ありがとうございますm(_ _)m
新見アグロさんは11月から最低温度約18~20℃設定で加温しているようです。
4月末頃までかな?約半年ですね。
燃料代は((((;゚Д゚)))))))です。
普通のバナナ以上の扱いです。
テレビではハウスは風除け(台風)のためだとか?研究所の所長様が言っていました(笑)
無加温ハウス栽培だとこの方のようになるのが普通ですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/ichikabanana